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NECプラットフォームズ、コミュニケーションゲートウェイ／サーバー「UNIVERGE Aspire 6」「UNIVERGE SV9700」を発表
2025年6月9日 06:30
NECプラットフォームズ株式会社は6日、中小規模事業所向けのコミュニケーションゲートウェイ「UNIVERGE Aspire 6」と、中大規模事業所向けコミュニケーションサーバー「UNIVERGE SV9700」の販売を開始した。合わせて、ユニバーサルデザインと直感的に分かりやすいユーザーインターフェイスを継承したデジタル多機能電話機「UNIVERGE DX300」と、IP多機能電話機「UNIVERGE DX700」をラインアップに追加した。
UNIVERGE Aspire 6は、国内累計40万システムの出荷実績を有し、多くのオフィスに導入されているUNIVERGE Aspireシリーズの新機種。高品質で拡張性が高く、迷惑電話やセキュリティ対策などの機能を備える。
NECプラットフォームズがこれまで培ってきた高品質・高信頼の電話・通信技術を継承し、高品質な音声通話環境を提供するとともに、複数キャリアに対応し、拡張性を高めた。これにより、各キャリアの最新IP電話サービスとマルチに接続できる。
ゲートウェイ装置の内蔵化により、今後のビジネスに求められるユニファイドコミュニケーション（UC）ツールをクラウドで提供するサービス「UNIVERGE BLUE」と、専用装置を設置することなく連携できる。これにより、音声通話、プレゼンス機能、チャット、Web会議、ファイル共有およびMicrosoft Teams連携など、UCに必要な機能をトータルで提供する。また、NECプラットフォームズが提供するクラウド型統合管理サービス「NetMeister」からリモート保守管理が可能となり、ネットワークシステム運用管理の業務効率化を支援する。
端末は、従来型のPHS構成に加え、iPhoneとAndroid端末に内線電話機能を提供するアプリケーション「UNIVERGE ST500」において、ナースコール装置との連携に対応する。スマートフォンからナースコールへ直接応答できるほか、スマートフォン活用の推進が活発化している老健・介護施設における、スピーディな通話やスムーズな連携ができる。
UNIVERGE SV9700は、大規模なオフィスやコンタクトセンター向けに、業務システムやサービスと連携して新たな付加価値を提供するUNIVERGE SV9000シリーズの新機種。
従来は、専用ハードウェアで提供していた三者通話やアナウンスメント、IP外部保留音の機能をソフトウェア化し、PBXシステムの主装置への内蔵が可能。これにより、省スペース・省電力化を実現するとともに、工事や保守業務を効率化する。今後も専用ハードウェアを必要とする機能のソフトウェア化を推進し、環境配慮型システムとして提供していく。
オフィスコミュニケーションに必要な機能を統合したクラウドサービス「UNIVERGE BLUE」とシームレスに連携でき、ハイブリッド構成によるUC機能を提供する。これにより、オフィスの多機能電話機・スマートフォン・PCの連動電話機能、チャット、Web会議、ファイル共有およびMicrosoft Teams連携などを利用でき、場所やスタイルにしばられない企業の働き方改革を支援する。
PBXシステム内の各種制御部を完全二重化した冗長構成で、オンプレミス製品ならではの高信頼性を実現。また、BCP（事業継続計画）対策として、コミュニケーションサーバー冗長化機能やSR-MGC機能により、WANやサーバーの障害時にも拠点内通信を確保できる。
さらに、UNIVERGE SV9500シリーズからUNIVERGE SV9700へシステム移行する際、ユーザーの既存設備である従来機種の回線カードや、ゲートウェイ装置、電話機等を継続して利用でき、導入コストを大幅に低減できるとしている。
クラウドサービス連携の第一弾としては、株式会社ソフトフロントジャパンが提供する、電話応対業務を代行できる自然会話AIボイスボット「commubo」との接続を可能にする。これにより、高品質・高信頼性の音声機能の提供とともに、中小規模から大規模までさまざまなコールセンターの電話応対自動化を支援していく。今後さらにNECグループが推進するBluStellarとの連携を軸に、クラウドサービスやAI活用ソリューションと接続性を高め、UCを通じたDXの推進を支援していくとしている。
製品の価格（税別）は、UNIVERGE Aspire 6が125万円から、UNIVERGE SV9700が1000万円から。出荷開始時期は8月予定予定。