JFEシステムズ、SAPユーザー向けのグローバル＆グループ経営管理テンプレートを販売開始

　JFEシステムズ株式会社は17日、SAPユーザー向けのグローバル＆グループ経営管理テンプレート「KPIMart Global & Group Management Template」の販売を開始した。

　KPIMart Global & Group Management Templateは、BIツール「SAP BusinessObjects」をベースにした経営管理テンプレート。従来のSAP ERPデータだけを対象にした個社管理型の「KPIMart」に、Oracle、マイクロソフトなど複数のERP/SFA/CRMの業績データの統合機能を加え、グローバルおよびグループの経営管理と個社向け業績管理をワンストップに実現する。

　JFEシステムズでは、製造業・商社を中心にM&Aや事業多角化が活発化する中、グローバル＆グループ全体の業績管理の必要性が高まっているが、M&A後にERPシステムの統合が進まないという課題を抱えている企業も多数あり、海外拠点・グループ会社の複数システムから情報を抽出し、複雑なデータを切り貼りして企業全体の業績管理をしているのが実情だと説明。KPIMart Global & Group Management Templateにより、複数拠点の業績情報を迅速に俯瞰できるようになり、全事業を横断した経営判断を促進し、M&A・事業多角化のシナジー効果の実現を加速させるとしている。

　テンプレートでは、個社業績の分析メニューに加え、グローバル＆グループ管理特有の分析メニューを用意。連結収益の日次管理では、グループ間での売買情報を消去し、連結後の収益情報を可視化。Water Fall Chart（滝グラフ）では、業績見込みをスナップショット管理し、当初計画との増減差異を要因別に可視化する。Whale Curve Analysis（鯨曲線分析）では、製品別・取引先別の売上ABC分析と営業利益ABC分析を包含した収益性分析を実現する。