NECの年次イベントが20日より開催、4つのテーマでさまざまな展示を用意 (SDNやビッグデータのソリューションも)

SDNやビッグデータのソリューションも

　「社会やビジネスを変革するNECのICT」では、SDN（Software-Defined Networking）対応製品や、IaaS環境の運用管理を自動化するソリューション、オフィスLAN最適化ソリューションなどのほか、ビッグデータソリューションやクラウド基盤/システムプラットフォームなどを展示。

SDNソリューションも今回のiEXPOの目玉のひとつ

　「企業の価値創造を支える」では、店内カメラの映像から顧客の来店時間や年齢、性別、店内の移動経路、商品を手に取った時間から算出した「興味度」を把握・分析してマーケティングに活用できるソリューションを展示。スマートフォンのカメラを使用して、被写体の詳細情報を表示する画像認識サービス「GAZIRU」を紹介した。

店舗のカメラを利用して年齢、性別を判断するとともにどんなものを購入したか、店内での滞留時間などを計測する

Kinectのセンサー技術を利用して棚の前でどの商品に手を伸ばしたのかを確認。購入時のデータだけでなく、どんな商品と比べて迷っているのかということもわかる

スマートフォンのカメラを使用して、被写体の詳細情報を表示する画像認識サービス「GAZIRU」

雑誌には写真しか掲載されていないがそのページをスマホで写すと文字が表示される

スカートの色を撮影すると、それに類した色のファッションアイテムが表示される

　「海底から宇宙まで」では、最大深度8000m、地球5周分にあたる20万kmに敷設した実績を持つNECの光海底ケーブルや、2014年11月30日に打ち上げ予定の小惑星探査機「はやぶさ2」に関する展示も行っている。

「海底から宇宙まで」コーナーの様子

はやぶさ2に関するコーナーも用意されている

はやぶさ2の8分の1の模型

NEXTARの実物大展示。金色は多層断熱材のサーマルブランケット

軽量構体のハニカムパネル。厳しい宇宙環境にも耐えられる

最大深度8000m、地球5周分にあたる20万kmに敷設した実績を持つNECの光海底ケーブル

光海底ケーブルでは今後大型プロジェクトが相次いでいる

　なお、展示会場は、20日、21日ともに午前10時～午後6時までオープン・入場は無料となっている。

　また、11月20日午前10時からは、NECの遠藤信博社長による基調講演が行われるほか、慶應義塾大学総合政策学部教授であり、グローバルセキュリティ研究所所長の竹中平蔵氏による「アベノミクスと世界経済：2015年を展望する」と題した特別講演、前サッカー日本代表監督であるアルベルト・ザッケローニ氏と、元サッカー日本代表監督である岡田武史氏による「日本が超えるべきもの」と題した特別講演などを予定している。