NRIネットコム、Windowsで使えるペーパーレス会議システム「モバイル会議3」

　NRIネットコム株式会社は19日、Windows PCやタブレットをクライアントとして利用できるペーパーレス会議システム「モバイル会議3」の販売を開始すると発表した。製品出荷は12月初旬からの予定。

　「モバイル会議3」は、販売中のiPad版「モバイル会議II」の使い勝手と機能を、Windows環境で実現。iPad版との混在利用も可能で、iPad端末からもモバイル会議IIのアプリを使って、モバイル会議3のサーバーに接続して会議に参加できる。

「モバイル会議3」の仕組み（組み込みタイプの場合）

　新製品では、資料へのメモ書きについて、これまでの手書き文字に加え、キーボードからの文字入力にも対応。また、会議参加者が会議中にメモ書き保存した資料（文章ファイル）は、会議に参加した際のID／パスワードによって認証することで、いつでも安全に取り出すことが可能。取り出した資料は、再度モバイル会議3に取り込んで利用することもできる。

　Windows 10/8.1/7に対応し、PCを用いて簡単にペーパーレス会議が行えるため、新たに人数分のタブレットを用意することなく、ペーパーレス化の全社展開が容易になる。

　事務局担当者などが使用する会議用PCをサーバーとして利用できるため、会議の途中で新たに資料を登録したり、保存したファイルをその場で取り出したりすることが可能。あらかじめ準備を行う公式の会議だけでなく、一般的な業務における突然の打ち合わせでも簡単に利用できる。

　製品ラインアップは、専用のノートPCをサーバーとして独立した無線ネットワークを構築する「オールインワンタイプ」、既存のPCなどをサーバーとして利用する「組み込みタイプ」、クラウドサーバーを利用する「クラウドサービス」の3タイプ。価格（税別）は、オールインワンタイプの場合、最小構成で140万円から、年間保守費用は18万円から。