CTC、ITシステムのBCP策定と運用を支援するサービス

　伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（以下、CTC）は8日、ITシステムの事業継続計画（BCP）を策定するシステム運用サービス「IT-BCP運用対策コンサルティングサービス」を提供開始すると発表した。従来、個別に提供してたIT-BCPのコンサルティングサービスを体系化したもので、価格は400万円から。

　IT-BCP運用対策コンサルティングサービスは、CTCが長年提供してきたITシステムの運用サービスや、運用に関連するコンサルティングサービス、BCP向けのさまざまなシステムの構築やサービス提供における実績に基づいて、顧客企業の全社BCPや、BCPシステムに最適な運用方法を策定するサービスである。

　具体的には、ビジネス環境を確認して前提事項の確認・定義を行うほか、IT-BCPの方針定義し、IT-BCPを発動するまでの災害時の運用計画、教育や訓練など平常時の運用計画、災害時のIT-BCP発動後の運用計画などを策定する。また、事業継続マネジメントシステム（BCMS）の国際規格であるISO 22301や、経済産業省の「事業継続計画（BCP）策定ガイドライン」に代表されるさまざまなガイドラインを組み合わせ、最適なIT-BCPにおける運用対策を策定するとのこと。

　CTCでは、1年間で約10社への提供を目指している。