FJM、中堅中小向けの成果物管理システム「GLOVIA smart ECM」


 株式会社富士通マーケティング(以下、FJM)は30日、中堅中小企業向けの成果物管理システム「GLOVIA smart ECM」を発売した。

 GLOVIA smart ECMは、「保管する、守る、探す」をコンセプトに企業活動で発生する多様な成果物を体系的に一元管理できる製品。高速な研削機脳、セキュアな保管機能に加え、シンプルな画面で使いやすく、誰でも簡単に情報資産を有効活用できるのが特長という。

 操作画面では、Windows風の画面構成と操作性を実現。版数管理や頻繁に利用するフォルダ・ファイルのブックマークなど、効率的に成果物を管理するデータ管理機能を備える。ワークフローによる承認機能も搭載し、欲しい情報が簡単に探せる高速検索とともに、企業内の情報管理を効率よく行う。

 セキュリティ面では、きめ細やかなアクセス制御機能とアクセスログ管理機能を搭載。個別のフォルダ・ファイルに対し、グループ・ユーザー単位で「参照」「更新」「削除」などの権限が設定できる。アクセスログ管理では、いつ・誰が・どのファイルに・何をしたかが把握でき、システムの利用状況をグラフで表示できる。

 また情報漏えい防止ソリューション「S-WorkPoint」と連携することで、外部への情報漏えいを防止することも可能という。

 加えて、GLOVIA smartシリーズの流通業・製造行向けパッケージや、会計・人事給与などの共通業務パッケージと連携することで、業務に特化した最適な成果物管理を実現する。例えば、「GLOVIA smart 人事給与」との連携では、給与明細データをGLOVIA smart ECMに保管することで、給与明細用紙代、印刷、封入、封かん、配布作業のコストが削減できる。

 また、「GLOVIA smart ホテル」との連携で、ホテルシステムから出力される帳票データをGLOVIA smart ECMにダイレクトに保管できる。保管時に自動的に全文検索用インデックスが付与され、出力帳票の大幅な削減や高速検索による業務効率アップが期待できる。

 価格は、10ユーザー・容量4GBの「エントリー」が10万円(税別)、100ユーザー・容量無制限の「スタンダード」が100万円(同)、ユーザー・容量無制限の「プロフェッショナル」が250万円(同)。FJMでは3年間で300システムの販売を目指す。

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