ジャストシステム、「Shuriken」の学習型フィルタを基にしたWebフィルタソフト「Tri-De」


 株式会社ジャストシステムは8月25日、高度な自然言語処理技術を応用して、不適切なWebページの閲覧と、問題のある書き込みを防止する学習型Webフィルタリングソフト「Tri-De(トリデ)」を発表した。10月30日から販売開始する。

 Tri-Deは、メールソフト「Shuriken」の「学習型迷惑メールフィルター」を基に独自開発したWebフィルタリングソフト。未知であっても不適切なページの閲覧を防止できるのが特徴。単なる禁止単語の一致ではなく、Webページの記載内容を総合的に判断してフィルタリングし、指定したWebページの内容を自動解析・学習するので、逐一禁止単語を設定しなくても、類似あるいはURLを変更したWebページの閲覧も防げるという。

 加えて、最新のURLデータベースに基づいてフィルタリングを行う「URLフィルター」、外部Webページへの問題ある書き込みを防ぐ「単語フィルター」を搭載。

 URLフィルターでは、428カテゴリに細分化したURLデータベースを利用。随時アップデートが図られるため、次々と現れる不適切なWebページに迅速に対応できるほか、管理者が独自にブラックリストやホワイトリストを登録することも可能。一方の単語フィルターでは、Webページ内のテキストを単語単位で解析し、不適切と判断された際に閲覧を制限するほか、Webページへの書き込みについても、その文章を解析・判断して送信を防止してくれる。


(川島 弘之)

2009/8/25 12:04