富士通株式会社は10月18日、中堅企業向けERPパッケージ「GLOVIA smart」を強化すると発表した。3種のソリューションによって、製造・流通・サービス業界向けラインアップを大幅に拡充する。
GLOVIA smartは、ERPパッケージ「GLOVIA-C」を中核に、共通接続基盤技術「GLOVIA smart SOA」を用いて相互接続が可能なアプリケーションを体系的に提供するソリューション。ユーザーの事業成長や変化にあわせて段階的に導入可能な点が特徴で、会計・人事・給与ソリューションや業種別ソリューションを用意している。
新製品のうちGLOVIA smart 販売 FMMAXは、約4000社の導入実績をもとに新たに提供する業種別販売管理ソリューション。各種卸売業向けをはじめ、40種以上の業種テンプレートを提供し、ユーザーのニーズに合った最適な販売管理システムを短期間・低コストで構築できるようにする。価格は110万円(税別)からで、11月末の出荷開始を予定する。
またGLOVIA smart 製造 PRONESは中堅製造業向けで高いシェアを持つ生産管理パッケージ「PRONES」をベースにした製品。内部統制オプションを提供することにより、企業における「業務プロセス統制の文書化」、「IT業務処理統制」、「IT全般統制」の実現を支援する。価格は260万円(税別)からで、12月末の出荷開始予定。
最後のGLOVIA smart 製造 MESは、中堅企業向けに最適化されたスケジューラ機能や、工程管理機能、在庫管理機能を備えたソリューション。計画立案から製造指示、実績管理までの一貫した製造管理が可能となるので、製造現場におけるPDCAサイクルの確立が実現できるとのこと。価格は100万円(税別)からで、12月末の出荷開始予定である。
■ URL
富士通株式会社
http://jp.fujitsu.com/
プレスリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2007/10/18.html
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( 石井 一志 )
2007/10/18 16:04
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