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米Websenseの社長兼CEO、ジーン・ホッジス氏
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日本語データベースが強化される
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ウェブセンス・ジャパン株式会社(ウェブセンス)は9月7日、主力製品であるWebフィルタリングソリューション「Websense」の日本語対応を大幅強化することを発表した。11月中旬に発売予定の「Websense バージョン6.3」において、関連ツールを含む全ソリューションの完全日本語化を実現する計画だ。
今回の発表にあたり、1月に米Websenseの社長兼CEOに就任したジーン・ホッジス氏が就任後初来日。ホッジス氏は、「現在、ほとんどの企業がファイアウォールやウイルス対策ソフトウェアを導入しているが、依然としてセキュリティ侵害に悩まされている企業は多い。それは、新しい脅威を生み出す攻撃者がさらに進化してきていることが大きな要因だ。彼らは最初、興味本位でサイバー攻撃をしていたが、今では組織の中のチームとして金銭詐取を目的にサイバー攻撃を行うプロに成長している」とインターネットセキュリティの現状を分析。
「こうした脅威は世界規模で広がっているが、日本市場も例外なくターゲットにされている。特に、不正アクセス犯罪や電子メディア犯罪、ネットワーク犯罪などのサイバー犯罪が年々増加しており、日本の企業からは、より高いレベルのサービスが求められている。こうした背景の中、当社では今後、日本市場へのオペレーションをさらに強化していくことを決めた。まずは、新バージョンでの完全日本語化を進めていく」と日本市場への意欲を述べた。
Websense バージョン6.3で完全日本語化されるのは、Webフィルタリング製品「Enterprise Web Protect」、Webセキュリティフィルタリング製品「Web Security Suite」、アプリケーションフィルタリング機能「Client Policy Manager」など、現在発売中の全ウェブセンス製品。さらに、これらに関連するレポーティングツール、ユーザー限定ポータルサイト、ユーザー向けFAQデータベース、インストーラなども、11月中旬に向けてすべて日本語化対応する。
あわせて、日本語のWeb上での脅威や悪質サイトへの対応をさらに向上させるため、日本語データベースの質も大幅に強化する。1800万サイトのデータベースを利用し、業界最大2億6000万ページの日本語URLデータベースを提供する予定。
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ウェブセンスの小林敏知社長
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Citrix Presentation Serverとも統合が可能になる
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同社では、これまでも日本語版製品を発売してきたが、関連ツールを含む全ソリューションの完全日本語化はこれが初めてとなる。ウェブセンスの小林敏知社長は、「日本法人は今年で設立5年目となり、現在国内で約3000社のユーザーをもっているが、多くのユーザーから完全日本語化への要望をいただいていた。ホッジス社長兼CEOの就任を機に米本社から日本市場を強化する方針が出され、ようやくこの要望に応えられる体制が整った。今回の完全日本語化製品の投入は、日本法人の新たなスタートになると位置づけている」と述べた。
また、Websense バージョン6.3では、完全日本語化を実現するほか、新たにサーバーベースコンピューティング(SBC)ソフトである「Citrix Presentation Server」への対応を図るのも特徴。Citrix Presentation Serverでは、クライアントPCごとに管理していたクライアントソフトウェアをサーバーに集約管理することができる。同システムに対応することで、サーバー集約環境において、きめ細かく柔軟なURLフィルタリングやプロトコルの使用ポリシーの周知徹底が可能となり、同環境を使用している全ユーザーのセキュリティと利便性の向上を図ることができる。
さらに、新追加モジュールとして「Websense Content Gateway」も発売する。このソリューションは、Enterprise Web ProtectとWeb Security Suiteを補強するもので、Yahoo!のInktomi Traffic Technologyをベースに開発したエンタープライズクラスの高性能キャッシュプロキシである。Web全体の使用感を向上させるとともに、Webベースのコンテンツの配信速度を高めることができる。また、単一ポイントでのエンドユーザー認証とポリシー適用が可能となり、Webセキュリティの導入がより簡単に、より管理しやすくなる。
「この追加モジュールは、HP ProLiantサーバーおよびCrossbeamと連携し、アプライアンス化して提供していく。これによって同等クラスの製品と比較して対応ユーザー数や価格面で優れたパフォーマンスが提供できる。2007年にはほかのハードウェアへの対応を拡大させていきたい」(小林社長)としている。
■ URL
ウェブセンス・ジャパン株式会社
http://www.websense.com/global/ja/
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( 唐沢 正和 )
2006/09/07 18:16
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