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ウェブセンス、分散管理に対応した大規模向けのセキュリティフィルタリングソフト


Websense Web Security Suite v6.1 Corporate Editionのパッケージ

ウェブセンスの代表取締役、小林敏知氏
 ウェブセンス・ジャパン株式会社(以下、ウェブセンス)は11月1日、分散管理機能など、大規模環境向け機能を付加したセキュリティフィルタリングソフト「Websense Web Security Suite v6.1 Corporate Editionシリーズ」(以下、Corporate Edition)を発表した。

 ウェブセンスは、業務に関係のないWebページの閲覧をブロックする“フィルタリング”製品を提供しているベンダとして知られている。しかし現在では単なるWebフィルタリングにとどまらない、総合セキュリティ製品をリリースする方向にビジネスを変化させており、パートナー企業とともに、企業ネットワーク全体を保護するソリューションを提供しているという。

 今回、Corporate Editionが提供されるWebsense Web Security Suiteもそうした総合セキュリティ製品として発売されているもので、Webフィルタリング機能をはじめIM(インスタントメッセージング)制御の機能や、ネットワーク制御の機能などを備える。また最上位の「Lockdown Edition」では、クライアントPC上での未承認アプリケーションの実行を制限することによって、ワームやスパイウェアが知らないうちに入り込むことを防止できるようにしている。

 Corporate Editionでは、こうした機能に加えて、大規模環境で効果的な分散管理機能を新たに導入した点が特徴。部門・リモートサイトの管理者などに管理権限の一部を委譲できるほか、またエンドユーザーがどういった行動をしているのかを確認するレポーティング機能についても、権限を委譲された人間が、担当するユーザーの分を確認できるようになった。これらの機能によって、「センター側で大まかなルールを決めた上で、拠点側できめ細かなポリシー設定が行えるようになった。あわせて、センター側の管理者の負担を軽くすることもできる」(ウェブセンスの代表取締役、小林敏知氏)。

 さらに、誰がどういった設定変更を行ったかを記録しておく監査機能を搭載。管理者の数が増えても、責任の所在が明確化できるようにした。加えて、SNMPで管理者に警告する機能や、Cisco NACに対応した検疫機能(Lockdown Editionのみ)も追加されている。

 Corporate Editionの価格は、「Websense Web Security Suite Japan Corporate Edition」で39万6000円(50ユーザー、税別)から、上位の「Websense Web Security Suite Lockdown Japan Corporate Edition」で60万6000円(同)から。



URL
  ウェブセンス・ジャパン株式会社
  http://www.websense.co.jp/


( 石井 一志 )
2005/11/01 17:46

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