ウォッチガード、次世代UTM「XTM Series」の中堅・中小モデル


WatchGuard XTM 5 Series
WatchGuard XTM 2 Series

 ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(以下、ウォッチガード)は3月4日、新セキュリティアプライアンスを発表し出荷を開始した。同社が提唱する次世代UTM「eXtensible Threat Management(XTM)」として、高度なセキュリティを実現する「WatchGuard XTM OS」を搭載するのが特長。中堅規模向けの「WatchGuard XTM 5 Series」、中小規模向けの「同 XTM 2 Series」を用意している。

 XTMは、UTM+αを実現する概念で、高スループット化、アクティブ・アクティブ運用、クラスタリング機能、SSL-VPN搭載、HTTPSへの対応、VoIP対応、新しいレポーティング、リアルタイム監視などの機能を追加したのが特長。新製品はいずれも新OSを搭載し、ディープ・パケット・インスペクションやプロキシ技術を組み合わせることで、完全なアプリケーション層までの保護を実現したという。

 XTM 5 Seriesは、最大1500ユーザーの中堅企業に向けたラック型の製品。2.3Gbpsのファイアウォール・スループットを実現し、すべてのセキュリティサービス(ゲートウェイアンチウイルス、IPS/IDS、URLフィルタリング、迷惑メール対策など)を利用しても、800Mbpsの性能を引き出せる。クラスタリングにより、アクティブ・アクティブのHA機能やロードバランス機能が利用でき、WAN/VPNファイルオーバー機能によって通信の信頼性も向上可能。ポート数は7つで、「Internal」「External」「Optional」と自由に設定できるので、環境に合わせて柔軟に導入可能という。

 一方、XTM 2 Seriesでは、デュアルバンドのIEEE 802.11nのオプションに対応したワイヤレスモデルなどを用意。無線ネットワークは、2.4GHzや混雑度の低い5GHzへのアクセスに対応する。また3つのダイレクトワイヤレスセキュリティゾーン(VAP)により、異なるユーザーグループが持つインターネットアクセス権限の個別制御が可能。

 XTM 5 Seriesでは「XTM 505/510/520/530」、XTM 2 Seriesでは「XTM 21/22/23」のラインアップを用意し、下位モデルからソフトウェアキーのみでのアップグレードに対応する。

 なお今回の新製品により、小企業から大企業・データセンターまで、すべてのレンジでXTM Seriesが出そろったことになる。




(川島 弘之)

2010/3/4 17:28