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Infoblox、Windows環境向けのDHCP/DNSサーバー集中管理アプライアンス |
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Infobloxではこれまで、DHCP/DNSサーバーアプライアンスを、主にUNIX/Linux環境へ向けて提供するビジネスを行ってきた。OSからアプリケーション、ハードウェアまでをパッケージし、一元的な運用管理を行える同社の製品は、ワールドワイドで1万4000台、国内でも1800台がこれまでに販売されており、多くの企業で受け入れられてきたという。しかしその性格上、「比較的大規模な企業が中心で、中規模以下で多いWindows Serverの環境はとりこぼしてきた」（代表取締役の岡田卓也氏）ことが、大きな課題だった。 そこで同社ではWinConnectによって、これまでほとんど手つかずだったWindows Serverの環境に挑むという。環境をWindowsに依存している中規模以下の企業では、DHCP/DNSサーバーもWindows Serverの機能を利用しているケースが大変多いが、「Windows標準のDHCP/DNS機能は集中管理に対応しておらず、他拠点の状況がわからない、IPアドレスの統合管理ができない、といった問題があった」（岡田氏）。 こうした面をふまえてWinConnectでは、Windows Serverで構築された最大15台のDHCP/DNSサーバーの状況を一元的に収集。視覚的に状況を把握可能なGUIによって、個々のサーバーの構成からDHCPプールの使用率などまで、IPアドレスの管理状況を瞬時に確認できるようにした。また確認だけでなく、プールの追加、DNSを含めた各種設定の変更などについてもGUIから行えるほか、ディスカバー機能によって、ネットワークプリンタへ設定された固定IPアドレスなど、Windows以外の機器のIP状況も把握可能になっている。
導入にあたっては、アプライアンスを設置し、管理対象となるDHCPサーバーの1台にエージェントソフト「Connecter」をインストールするだけで、既存環境をほとんど変更することなくそのまま利用可能。さらに管理者の権限は役割ベースで制限可能であり、柔軟な管理体制を構築できる。 ラインアップには、管理可能なIPアドレス数に応じて4製品を用意した。参考価格は、ハードウェアプラットフォームにもっとも小さな「Infoblox-250」を用いる場合、500アドレスまで管理できる標準構成で71万9000円から。管理可能なIPアドレス数は追加ライセンスによって最大2000まで拡大できる。また、「Infoblox-500」では標準2000/最大5000、「同-1050」では標準5000/最大3万、「同-1550」では標準1万/最大10万のアドレスが管理可能だ。なお、これらのハードウェアは既存の同社製DHCP/DNSサーバー製品と共通のものを用いるが、WinConnectはあくまでWindows ServerのDHCP/DNS環境を補完する製品であり、DHCP/DNSサーバー自体の機能は含まれない。管理可能なWindows OSは、Windows Server 2003/2000 Serverの2つである。 ■ ＵＲＬ Infoblox株式会社 http://www.infoblox.co.jp/ ニュースリリース（PDF） http://www.infoblox.co.jp/news/pdf/Infoblox_winconnect.pdf ■ 関連記事 ・ 「統合ID管理によってインフラの信頼性を全力で守る」、米Infoblox CEO（2005/07/29） ・ Infoblox、ネットワークID管理製品を一新－IDグリッド対応を強化した新OSなど（2006/06/27）
（ 石井 一志 ）
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