安川情報システムとCTC、企業のIoT活用支援サービスを共同で提供

　安川情報システム株式会社と伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（以下、CTC）は31日、企業のIoTを活用した新規サービスの立ち上げに向けた支援を、4月1日から共同で開始すると発表した。

　安川情報システムのIoTクラウドサービス「MMCloud」と、CTCのアジャイル開発サービス「CTC Agilemix」を組み合わせ、IoTを活用した新規サービスの立ち上げを支援する。

　MMCloudは、機器からデータを収集し、配置や稼働状況の把握・分析を行うクラウドサービス。柔軟なステータス表示、異常データの検知、故障予測などの機能を備え、小規模からの利用が可能。エンジニアリングや産業ロボット、ファクトリーオートメーションなどの産業分野や、スマートシティ、浄水場などの公共分野での提供実績がある。

　CTC Agilemixは、顧客のアイデア創出からアプリケーション開発環境の導入、開発と運用までを一貫して支援するサービス。ハッカソン、アジャイル開発、DevOpsなど、クラウド環境における柔軟なアプリケーション開発手法についてのノウハウを体系化し、開発と運用の2つの段階で顧客の新しいビジネス創出を支援する。

　企業のIoT活用において、MMCloudで機器からのデータ収集や収集したデータの可視化・分析を実施。CTC Aglilemixでハッカソンの開催やアプリケーションの実現性の確認と検証を支援し、アジャイル開発を通して、早期のサービス開始や継続的な機能改善を実現する。

　両社では、製造業やサービス業の企業を中心にサービスを提供し、1年間で10社への提供を目指す。