ミラクル・リナックス、Azure上でOSSの環境構築を自動化するARMテンプレート作成方法を公開へ

　ミラクル・リナックス株式会社は26日、Microsoft Azure上の環境設定を容易にするARM（Azure Resource Manager）テンプレートの作成方法を、同社のWebサイト「MIRACLE Labs」で2月29日に公開すると発表した。公開する内容から、Linux VMとZabbixの環境を構築するテンプレートを作成できるという。

　ARMテンプレートとは、Microsoft Azureへのデプロイに必要なリソース情報を定義したJSONファイルで、外部から渡されるパラメータを変数として定義しテンプレート化しておくことにより、環境構築の手続きを再利用できるようにしている。これを利用すると、似たような構成の仮想マシンを複数台デプロイする場合などに、環境構築を自動化し、リソースの制御を容易にするという。

　今回ミラクル・リナックスが作成方法を公開するARMテンプレートでは、OSや監視ソフトウェアなどの環境情報をコード化してMicrosoft Azure上にLinux OSをデプロイし、さらに、その上に監視ソフトウェアのインストールを行えるとのこと。また、このテンプレートの作成方法を活用し、ほかのソフトウェアのデプロイを自動化するテンプレートを作成することも可能としている。