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インスパイアの代表取締役社長、高槻亮輔氏
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株式会社大塚商会と株式会社インスパイアは2月2日、ソニー株式会社が開発した指静脈認証技術「mofiria」に関連して、業務提携を行うと発表した。同技術をベースとしたB2B領域での市場開拓とサービス開発を行う。
両社の役割としては、大塚商会はmofiriaを用いたSIビジネスやASPプラットフォームで各種サービスを開発し、企業向けセキュリティサービスなどを提供する。一方インスパイアは、企業向け導入コンサルティングの提供と、ASPプラットフォーム開発を担当する。
ソニーが開発したmofiriaは、指の静脈パターンによって生体認証を行う技術で、指静脈認証の特徴である、なりすましが困難という特性を持つほか、高速な認証速度を備えている。ソニーによれば、一般的な指静脈認証では1秒程度かかるところ、mofiriaでPC系のCPU能力を利用した場合では、0.015秒(試作段階)で完了できるという。
また、撮像された指静脈画像から静脈パターンを抽出するとともに、そのパターンデータを約1/10に圧縮してメモリへ蓄積することから、モバイル機器にも搭載可能な、認証装置の小型化を実現可能。携帯電話クラスの処理能力でも、0.25秒での照合を行える。
加えて、複数枚の画像を合成し、指の位置(ズレ)を自動補正する機能を備えていることから、指位置を厳密に固定せずに利用できる快適な利用性を確保している点も特徴。インスパイアの代表取締役社長、高槻亮輔氏はこの技術を、「超小型、高精度、超高性能にもかかわらず快適な操作性を持ち、ストレスフリーに使える。生体認証の常識が変わるブレイクスルー」と評価する。
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mofiriaでは、従来では難しかった、携帯電話サイズの機器にも搭載可能。モバイル機器の処理能力でも0.25秒での高速認証が可能という
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複数の角度から指を登録することで認証精度を高め、利用時のストレスを軽減するという
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大塚商会の取締役兼専務執行役員、片倉一幸氏
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今回の協業で大塚商会とインスパイアは、こうした先進的な機能を持つmofiriaによる市場創出を見据えて、幅広いサービス展開を企画したい意向。具体的には、「認証用のドングルを販売するとともに、ドングル内に業務監視、ウイルス対策、資産管理といったアプリケーションを搭載することも計画・検討している」(大塚商会の取締役兼専務執行役員、片倉一幸氏)としたほか、Active Directoryとの連携による企業内ネットワーク向けサービス、サイバートラストの証明ソリューションと連動させた企業間ネットワークサービスなども検討しているという。
また片倉氏は、「なんといっても、mofiriaは認証スピードが速く、これに注目している。また固定PCに関しては強固なセキュリティ対策をしているが、移動系はどこも苦労しているのが現状。移動するクライアントにいかにセキュアな環境を提供するかが重要なことだが、指紋認証ではなりすましの事例もある」と述べ、モバイルソリューション領域での可能性を示した。
なお、mofiriaは2009年中の製品化を目的に事業化の検討が進められており、大塚商会とインスパイアの両社も、製品化の計画をにらみながら、今後の事業の検討を具体的に進めていく予定である。
■ URL
株式会社大塚商会
http://www.otsuka-shokai.co.jp/
株式会社インスパイア
http://www.inspirecorp.co.jp/
ニュースリリース
http://www.otsuka-shokai.co.jp/corporate/release/2009/090202.html
mofiriaのニュースリリース(ソニー)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200902/09-016/
( 石井 一志 )
2009/02/02 18:27
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