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マイクロソフト、パートナー・オブ・ザ・イヤー2007を発表

表彰式を開催し、延べ19社にトロフィーを授与

 マイクロソフト株式会社は11月8日、「パートナー・オブ・ザ・イヤー2007」を発表。同表彰式を、Microsoft Partner Conference 2007において開催した。

 パートナー・オブ・ザ・イヤー2007は、米Microsoftが実施しているWorldwide Partner of the Year Award、マイクロソフト日本法人が実施しているMicrosoft Partner Program Japan Award 2007から構成される。

 いずれもマイクロソフト製品を基盤とした革新的なソリューションの提供や実績を持つパートナー企業を表彰するもので、今年は、日本国内のパートナー企業から150件以上のソリューションの応募があった。

 世界規模で開催されているWorldwide Partner of the Year Awardでは、全世界から1800件のソリューションのなかから、大塚商会およびサードウェーブの2社が、日本から選ばれた。

 大塚商会が獲得したSecurity Solutions,Security Management Partner of the Year Worldwide Winnerは、セキュリティ管理で優れたセキュリティソリューションを構築導入したパートナーに授与するもの。大塚商会は4年連続でWorldwide Partner of the Year Awardを受賞したことになる。

 また、サードウェーブが獲得したOEM Hardware,System Builder Partner of the Year Worldwide Winnerは、システムビルダーの分野で優れたソリューションを導入構築したパートナーに授与されるもので、同社がWorldwide Partner of the Year Awardを受賞したのは2回目。


Worldwide Partner of the Year Awardを受賞した大塚商会。ヒューストン社長、樋口COOとともに記念撮影 Worldwide Partner of the Year Awardを受賞したサードウェーブ。おなじくヒューストン社長、樋口COOとともに記念撮影

 一方、日本法人が行っているMicrosoft Partner Program Japan Award 2007は、マイクロソフトパートナープログラムで定義されているパートナー企業の得意分野(コンピテンシー)に基づいたソリューションに対するアワードを12部門および特定5部門から選び、表彰するもの。

 受賞企業は次のとおり。

Microsoft Partner of the Year 2007 Worldwide Award受賞企業
Security Solutions, Security Management Partner of the Year Worldwide Winner 株式会社大塚商会
OEM Hardware Solutions, System Builder Partner of the Year Worldwide Winnerr 株式会社サードウェーブ

Microsoft Partner of the Year 2007 Japan Award受賞企業
コンピテンシーアワード
Advanced Infrastructure Solutions Partner of the Year 日本ヒューレット・パッカード株式会社
Business Process and Integration Solutions Partner of the Year 株式会社アイシーエス
Data Management Solutions Partner of the Year 株式会社テクノアート
Information Worker Solutions Partner of the Year 日本電気株式会社 四国支社
ISV / Software Solutions Partner of the Year 株式会社オービックビジネスコンサルタント
Learning Solutions Partner of the Year NECラーニング株式会社
Licensing Solutions Partner of the Year ウチダスペクトラム株式会社
Dynamics AX Partner of the Year オムロンソフトウェア株式会社
Dynamics CRM Partner of the Year 日本ビジネスコンピューター株式会社
Mobility Solutions Partner of the Year 株式会社システムズナカシマ
System Builder Partner of the Year 九十九電気株式会社
Security Solutions Partner of the Year 日本ビジネスシステムズ株式会社

スマートビジネスアワード 株式会社ダンクソフト

公共・文教アワード 株式会社大塚商会

Winning Customer Award 株式会社つうけんアドバンスシステムズ

ミッションクリティカル システム特別賞 日本ユニシス株式会社

ソリューション協業特別賞 NECネクサソリューションズ株式会社


オービックビジネスコンサルタントの和田社長と中山常務取締役
 .NET Frameworkに対応した優れたアプリケシーョンパッケージソフトウェアを開発したパートナーに贈られるISV/Software,Solutions Partner of the Yearを受賞したオービックビジネスコンサルタントの和田成史社長は、「受賞した総合基幹業務システムである『奉行V ERP』は、奉行シリーズの今後10年のスタートを切る、次のステージの製品。SaaS時代に向けて、リッチクライアント環境とネットワーク環境の両方に対応する、ソフト市場におけるハイブリッド化を実現した商品になる」と紹介した。

 同社の中山茂常務取締役開発本部長は、「いち早く.NETへの対応を打ち出し、6年かけて開発した製品。当初は、新たなコンセプトづくりに時間をかけたが、3年前から200人の開発者を投入し、3年間に7200人月をかけて開発したもの。当初の開発から数えると延べ1万人月を投じている。64ビットのパフォーマンスを最大限に生かすことができる製品ともいえる。会計や販売、仕入など6製品を一気に投入し、オプションパッケージを豊富に用意した。低コストでの導入と、選択肢を広げているのも特徴」とした。


つうけんアドバンスの石井社長
 また、他社製品やソリューションを導入している顧客に対して、マイクロソフトの製品・テクノロジーを活用した優秀なソリューションを提案し、実績を残したパートナーに授与するWinning Customer Awardを受賞したつうけんアドバンスシステムズは、Linux、Oracle、Javaで構築された札幌市の基幹システムを、.NETおよびSQL Server 2005によるシステム提案でリプレースした実績が評価されたもの。札幌市の職員1万2000人が利用する基幹システムとなっている。

 同社の石井茂喜社長は、「入札の結果、総合評価方式により、当社が受注した。業務理解度に対する評価と、コストの評価が高かった」などとした。


米Microsoftのスティーブ・パルマーCEO
 受賞社による懇親会では、米Microsoftのスティーブ・パルマーCEOが登場。「すばらしい功績を収めたパートナー各社に、お祝いと感謝を申し上げたい」とし、「優れたパートナーによって、マイクロソフト製品の価値をユーザーに届けることができる」などとした。

 表彰式では、「Worldwide Partner of the Year Award」および「Microsoft Partner Program Japan Award 2007」の受賞企業に、マイクロソフトのダレン・ヒューストン社長、樋口泰之行COOから、記念トロフィーが1社ずつ授与された。



URL
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  プレスリリース
  http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3260


( 大河原 克行 )
2007/11/09 11:32

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