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日本オラクル、金融業界への取り組みを説明-CRMパッケージの普及促進を目指す


OIS代表取締役の村上智氏
 日本オラクル株式会社および日本オラクルインフォメーションシステムズ株式会社(以下、OIS)は10月10日、金融業界への同社の取り組みに関し、記者向けの説明会を開催した。

 金融業界が抱える共通の課題について、OIS代表取締役の村上智氏は、「大きく分けて、収益向上、業務改善、コンプライアンスという3つの課題を抱えている。リテールバンキング業務においては、コスト削減、顧客サービス、販売機会の拡大といった課題が、富裕層向けのウェルスマネジメント業務においては、差別化、信頼の獲得といった課題がある。そのほか、保険業界では業界再編や規制緩和の影響を受ける中、複数の販売チャネルを開拓する必要があるなど、迅速な対応が欠かせないのが現状」と、他の業界と同様に金融業界でもすばやい対応が求められていると指摘する。

 こうした現状で、金融業界ではCRMに積極的に投資しており、年間の成長率も5%前後と高い水準が続いていると村上氏は紹介。「しかし、金融業界が利用しているCRMの多くがパッケージではなく手組みで構築されている。ここにビジネスチャンスがある」と、金融業界向けにCRMパッケージを積極的に展開していくとした。

 パッケージの強みについては、「よくいわれることだが、スクラッチで開発すると各業務単位でアプリケーションとデータが一対になっているため、複数業務間で連携を行うと複雑性が増してくる。これに対して、パッケージでは、1つのデータに対して各アプリケーションが処理を行うシンプルな構造となっている」と、複雑化しがちな手組みのシステムとの違いを強調する。

 「また、パッケージでは業務プロセスを標準化していることから、市場環境に適した新業務をより迅速に展開できるメリットがある。そのほか、設計・導入の期間を短縮化することができるため、短期導入が容易になる。これは、新しいサービスを迅速に開始する際に、非常に有効だ。特に(ベストプラクティス・プロセスライブラリの)Siebel ePlanを用いることで、他社のCRMパッケージと比べ開発工数を大幅に削減することもできる」(村上氏)と、同社製品の強みを紹介した。


日本オラクル常務執行役員エンタープライズアプリケーション営業統括本部長の桑原宏昭氏
 「オラクルの強みは、コンタクトセンターからSFA、BIまでをスイートとして提供するなど、PDCAサイクルを総合的にサポートできる点にある。Siebel CRMの場合、コールセンターや営業担当、窓口業務、顧客向けWebサイト、販社・代理店などさまざまなチャネルからの情報を一元化することが可能。これにより、顧客情報の一元化と正確な情報を維持することができる」と紹介。「また、金融機関向けの分析アプリケーションも用意しており、マーケティングにも有効」と、業務系CRMと分析系CRMの融合など、同社製品の優位点を紹介した。

 日本オラクル常務執行役員エンタープライズアプリケーション営業統括本部長の桑原宏昭氏は、「日本オラクルは、金融業界向け製品に強みがあり、ここ4、5年はトップシェアを維持している。金融業界では、手組みのCRMの割合が高いので、この置き換えを積極的にとりにいく」と意欲を示した。



URL
  日本オラクル株式会社
  http://www.oracle.co.jp/


( 福浦 一広 )
2006/10/10 18:19

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