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橋本孝之常務執行役員
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日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は3月2日、ITサービス事業の戦略に関するプレス向けラウンドテーブルを開催した。ラウンドテーブルには、ITサービス事業担当の橋本孝之常務執行役員が出席し、ITサービス事業の現状や今後の戦略などを説明した。
橋本常務執行役員は冒頭で、「私は昨年1月からアウトソーシングを中心にインフラ系のサービスを担当してきたが、これまでどんなビジネス展開を行っているのか詳しく発表する場がなかった。今年1月にITサービス事業に名称が変わったこともあり、このタイミングでITサービス事業について現状と今後の戦略などをお伝えすることにした」と今回のラウンドテーブルの狙いを語った。
日本IBMでは、2月2日に中期戦略として「Challenge 2008」を発表し、「お客様がイノベーションによって成功するための最も信頼されるパートナーになる」ことを掲げている。「この目標を実現するために、ビジネスバリュー、インフラバリュー、R&Dバリューという3つビジネスドメイン別に社内のグループが分かれたが、これにともないサービス事業についても、今年1月に組織再編が行われた」(橋本常務執行役員)という。
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ITサービス事業の新体制
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再編のポイントとしては、1)ビジネスバリューとインフラバリューに明確に組織分け、2)コンピテンシー別の組織体系に再編、3)サービス営業力を強化しスタッフを700人に拡充-の3点を挙げた。
橋本常務執行役員は、「私の担当するITサービス事業は、インフラバリューを提供するのが役割で、その事業内容は、アウトソーシング事業、テクノロジーサービス&ネットワークサービス事業、保守サービス事業の3つに大きく分かれている」とし、それぞれの事業について現状と今後の戦略などを説明した。
まず、アウトソーシング事業については、「単なるインフラのアウトソーシングではなく、付加価値をつけたストラテジックアウトソーシングに変革していかなければいけない時期にきている。そのために、従来のシステム運用レイヤーに加え、ビジネスレイヤー、アプリケーションレイヤーにもビジネス領域を広げるとともに、デリバリー事業の競争力を徹底的に高めていく」と語った。
テクノロジーサービス&ネットワークサービス事業では、インフラストラクチャソリューション事業部、インフラストラクチャマネジメント事業部、インフラストラクチャアクセスサービス事業部の3つに組織を再編。「とくにインフラストラクチャソリューション事業部は、コンサルからデリバリまでを一体化し、ソフト・ハードを含めインフラ系のすべてのソリューションを一貫して展開できる組織で、150人体制でスタートした。これは日本IBMとしては初めての試み」(橋本常務執行役員)としている。
保守サービス事業に関しては、ハードの低価格化にともなってビジネスが縮小傾向にあると思われがちだが、日本IBMの場合はITサービス事業のなかでも好調に伸びているという。その理由について橋本常務執行役員は、「IBM製品以外へのマルチベンダー保守にフォーカスを強めている点が大きい。また、全く新しいビジネスとしてセキュリティニーズに合わせたデータ消去サービスも立ち上がっており、ビジネスに貢献している」と説明した。
最後に高橋常務執行役員は、「ITサービス事業は、まだスタートしたばかりだが、かなり思い切った組織変更をして、戦略的な方向感を示したつもり。3月から年央にかけて完成系をつくり、具体的にビジネスとしての実績を出していきたい」と意欲を見せた。
■ URL
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
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