株式会社野村総合研究所(以下、NRI)は9月4日、フルオープンソースの企業ポータルソリューション「OpenStandia/Portal」を発表した。同日から提供を開始する。
OpenStandia/Portalは、企業内のさまざまな情報コンテンツを統合して、従業員のPC画面上で検索・一括表示を可能にする企業内ポータル。従来の企業内ポータルが抱える「他システムとの連携の弱さ」「コストの高さ」という弱点を克服したのが特徴という。
Javaベースであるため、企業情報システムとの親和性が高く、連携が容易。シングルサインオンをはじめとして、各種の他システム連携機能を提供するという。またオープンソースの企業内ポータル「Liferay」など、フルオープンソースで構成されているため、コストを大幅に削減できるとしている。
機能的には、CMSや掲示板、カレンダーやブログ、ファイル共有、ワークフローなど30種類以上の機能をあらかじめ用意。柔軟なグループ定義・アクセスコントロール機能も備え、全社ポータルページのほか、大企業の複雑な組織体系や委員会、プロジェクトといった部門横断型の組織体系にも対応し、個人単位でのポータルページも設置できるという。また、ページのデザインや画面レイアウトは、ドラッグ&ドロップで簡単に変更可能。
NRIでは、今後3年間に300社への導入を目指す。
■ URL
株式会社野村総合研究所
http://www.nri.co.jp/
ニュースリリース
http://www.nri.co.jp/news/2008/080904.html
( 川島 弘之 )
2008/09/04 12:27
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