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日本オラクル、需要管理ソフト「Demantra」でSCMソリューションを強化


Demantraで提供される機能

Demantraの画面イメージ

製品統括本部 アプリケーションビジネス推進本部長の塚越秀吉ディレクター
 日本オラクル株式会社は3月3日、需要管理ソフトウェア「Oracle Demantra 7.1.1」(以下、Demantra)を同日より提供開始すると発表した。SCM(サブライチェーン管理)の中で必要とされるコンポーネントの1つで、需要の的確な把握と対処を支援し、企業の収益率向上を実現するという。価格は2940万円から。

 Demantraは、企業の基幹システムと連携して、需要を予測・管理するためのソフトウェア製品。大きく、1)需要予測、2)需要形成、3)リアルタイムS&OP(セールス&オペレーションプランニング)、4)計画の全社共有、といった4つの機能を提供する。その価値について、製品統括本部 アプリケーションビジネス推進本部の船戸麻衣子シニアマネジャーは、「需要のサイクルを回して継続的な改善を行うことで、在庫率軽減、受注対応率の改善など、具体的な効果を出せる製品だ」と説明した。

 個々の機能のうち1)の需要予測については、複数の異なる特性のデータモデルを利用して複合データモデルを構成するほか、適合する分析モデルと原因要素のみをセレクトし、最適化した予測モデルを生成することで、「個々の特性が消費に与える影響を高い精度で把握可能」(船戸氏)という。

 またこうして算出された需要計画が目標に届かない場合に、需要を喚起するための販売促進計画立案活動を支援するのが2)の機能。船戸氏は、「どうすれば売り上げ増加が可能かを検証する場合、個々のシナリオをマニュアルで行うのは現実的ではない。Demantraでは、過去の販促活動効果のナレッジを反映して、膨大な数の販促シナリオを一括分析できる」と説明する。

 3)のS&OPは、販売するための実行計画を立案して調整する機能。販売計画に対して、それを達成するために必要な生産・調達・配送などの各オペレーションを勘案して最適化することで、コストの最小化を図る。さらに、「プランニングと調整の処理では、社内のさまざまなステークホルダーが関係してくるため、全社での情報共有が必要」(製品統括本部 アプリケーションビジネス推進本部長の塚越秀吉ディレクター)とのことで、Demantraではこの機能も提供される。

 日本オラクルではこの製品を、在庫削減や多拠点展開に取り組む製造業や流通業へ積極的に展開する考えで、「米国では、中堅企業向けに提供されるJD Edwardsとの組み合わせで売れているとのこと。大企業のみならず、年商500億円規模の中堅企業でも効果が出るのではないか」(塚越氏)と見ている。なおDemantraを効果的に利用するためには、過去のキャンペーンが需要喚起にどう影響したか、などのビジネスのデータが必須。通常、3年ほどのデータ蓄積と、1年程度の調整期間が必要になるとした。



URL
  日本オラクル株式会社
  http://www.oracle.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1839

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( 石井 一志 )
2008/03/03 16:42

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