エス・ピー・エス・エス株式会社(以下、SPSS)は8月8日、データマイニングプラットフォームの新版「Clementine11」を発表した。8月20日から出荷を開始する。
Clementineは、データ解析の技法により大量データの中から有用な情報を発見する「データマイニング」のためのプラットフォーム製品。Clementine単体でのデータマイニングのほか、テキストデータ、アクセスログ、各種調査データ、そのほか各種のオフィス文書など、さまざまなデータから知識を発見できるのが特長。
新版では、そうした膨大、かつテキストと数値が混在するような複雑なデータ環境にも対応できるようパフォーマンスの向上、および分析作業の効率化、正確性の向上などが図られた。
具体的には、ほかのシステムやアーキテクチャとの統合性、相互運用性を高め、PMML 3.1をはじめとする業界標準のサポートを拡張。併せて、高性能ハードウェアを生かせる並列処理を可能にすることで、パフォーマンスを向上した。
データ分析および結果の展開部分では、より確かな結果が得られるよう「データ準備機能」を大幅に強化。異常値や欠損値などデータ品質上の問題を一覧ビューで修正できるようにしたり、複数の変換プロセスをグラフ化して選択できるようにしたりするなど、データ整理・変化手法の効率化を図っている。また新グラフィックエンジンの搭載により、高品質グラフの作成を可能にした。
データマイニングのアルゴリズムとしては、マーケティングおよび顧客アプリケーションとの対話型ルール構築を行う「ディシジョンリスト」、漸次的学習を行うベイズモデルの「SLRM」、「時系列分析」、「2項ロジスティック回帰」、ならびに「判別分析」などを新しく取り入れた。これにより、モデル構築・評価・選択の自動化や、対話型プロセスにより、ビジネス知見を盛り込んだルールベースモデルの作成を行えるようにしている。
価格は、固定ユーザーで利用が可能な「デスクトップ版(フルオプション)」が210万円から。「クライアント・サーバー版(同)」が735万円から。デスクトップ版に関しては、アカデミック版として教育機関に対してのみ42万円で提供する。SPSSでは、初年度200ユーザーへの販売をめざす。
■ URL
エス・ピー・エス・エス株式会社
http://www.spss.co.jp/
( 川島 弘之 )
2007/08/08 11:53
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