株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は10月10日、CRM(顧客関係管理)ソフト「SugarCRM」の販売を行うと発表した。株式会社ケアブレインズとの販売代理店契約によるもので、10月16日より販売を開始する。
SugarCRMは、米SugarCRMの提供するオープンソースを母体としたCRMソフトで、富士通SSLはこの商用版を取り扱う。同社では、この分野で蓄積してきた業務スキルやソフト資産を活用して、SugarCRMのカスタマイズを含む導入から保守運用までの、ライフサイクルを通じたサポートも提供する。また、ビジネスインテリジェンスなどの情報活用技術による市場・販売分析の強化や、セキュリティ強化のサービスを合わせて提案するとしている。
サービス・サポート分野では、動作環境構築からインストール、操作教育までを含めたスタートアップサービス、顧客の業務に応じたカスタマイズやマスタ設定などを実施するカスタマイズサービス、保守サービスを担当する運用サポートサービス、などを提供する。
1ユーザーあたりのSugarCRMのライセンス価格は、Sugar Professionalが3万円/年、Sugar Enterpriseが6万円/年。またサービスの価格は、スタートアップサービスが100万円から、カスタマイズサービスと運用サポートサービスは個別見積もりとなる。
富士通SSLでは、中堅企業を主な対象として、今後3年で5億円の売上を見込む。
■ URL
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
http://www.ssl.fujitsu.com/
プレスリリース
http://www.ssl.fujitsu.com/release/2006/10/10.html
( 石井 一志 )
2006/10/10 17:21
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