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NEC、情報の一元化を図った運用管理ミドルウェア群の新版


WebSAM CMDBのイメージ
 日本電気株式会社(以下、NEC)は11月11日、統合運用管理ミドルウェア製品群「WebSAM」を「WebSAM Ver.6」として一新すると発表した。同製品群は、運用管理の一元化、各種機能の統合化を目指す「WebSAMフレームワーク」のもとで提供され、今回はその第1弾として7製品を発売する。

 WebSAM Ver.6では、最大の強化点として運用管理情報の一元化をかかげている。これまでは運用管理に関するさまざまな情報を扱うにあたって、必ずしも効率よく管理できているとはいいがたい状況だった。そこで今回のWebSAM Ver.6の各製品では共通のデータベースとしてWebSAM CMDBを構築することによって、効率よく情報を収集・管理できる仕組みを設けた。

 このCMDBは言うなれば「ITIL(Information Technology Infrastructure Library)における構成情報データベースを拡張したもの」(ミドルウェア事業部長の池田治巳氏)で、構成情報だけでなく稼働情報、性能情報、障害情報などをコンテンツとして格納し、サーバー、ネットワーク、ストレージ、アプリケーションといったものを対象とする。これによって、全体状況の把握や、変更の関連性をきちんと管理することなどで、メンテナンス性の向上を期待できるという。


ミドルウェア事業部長の池田治巳氏
 また、現在のデータセンターでは運用管理製品が異種混合で用いられることが多いことから、他社製品との連携もサポート。現在対応済みのOpenViewやMicrosoft Operation Manager、JP1をはじめ、2006年度にはTivoli、Sun MC、SystemWalkerなどへも対応させる予定で、将来的にはグリッドにおける仮想化層にあたる部分を取り込み、異種混合のグリッド環境での利用も見据えているとのこと。「既存環境を統合して新しい運用を付加していく中で、WebSAMが傘のような形で全体を収容するような使われ方を考えている。ここでもCMDBが情報の管理・集約で威力を発揮するだろう」(池田氏)。

 さらにこれまでのWebSAMでは、複数の製品をインストールするときに同じようなパラメータをそのたびに投入してしまったり、操作性が異なったり、エージェントが統合されていないためにリソースを多めに消費してしまったり、といった問題が存在したという。そこで新版では、各製品コンポーネントで共通に利用される機能を集約することで、システムの単純化、管理の複雑性の軽減を図った。具体的には、製品のインストーラを統合して重複を最小限にするほか、エージェントの共通化、GUIの統合化などを行っている。

 製品としては、業務運用管理用の「WebSAM MCOperations」(241万5000円)、サーバー管理用の「WebSAM SystemManager」(144万9000円)、ネットワーク管理用の「WebSAM NetvisorPro」(73万5000円)、ストレージ管理用の「WebSAM iStorageManager」(31万5000円)といった各製品に加え、「中堅・中小企業向け製品にも事業機会がある」との判断から、価格面にも配慮した製品を発売する。

 IT資産管理用の「WebSAM AssetSuite」(10万5000円)、ジョブ管理用の「WebSAM JobCenter」(21万円)、サーバー管理用の「WebSAM SystemManager」(90万5940円)、の3製品がそれで、NECはシステム運用管理に必須とされるカテゴリの製品を安価に提供することで、これまで対象としてきた層よりも小規模な環境に向けても注力していくとのこと。なお同社では、WebSAM全体で3年間に2万システムの出荷を見込んでいるが、このうち3割程度を中小・中堅企業から受注したい考えだ。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0511/1101.html


( 石井 一志 )
2005/11/11 15:13

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