ミラクル・リナックス株式会社、中国レッドフラッグ・ソフトウェア(Red Flag Software Co., Ltd.)、韓国ハーンソフト(Haansoft Inc.)の3社は8月26日、Linuxサーバープラットフォーム「Asianux」の最新版である「Asianux 2.0」をリリースした。
Asianuxは、2003年12月にミラクル・リナックスとレッドフラッグの提携により立ち上げられたOSS(オープンソースソフトウェア)開発プロジェクト。アジアのニーズに最適化したLinuxの開発と充実したサポートサービスを提供することを目的としている。2004年10月には、ハーンソフトが参加し、日中韓3カ国プロジェクトとなった。2004年6月にはIA32版のAsianux 1.0を、同年9月にはItanium 2版のAsianux 1.0を、2005年2月にはx86-64版のAsianux 1.0をリリースしている。
今回リリースされたAsianux 2.0では、Linuxの最新カーネルであるカーネル2.6を採用、信頼性と拡張性を向上させている。また、64ビットXeonやOpteron、Athlon、OpenPowerなど最新のプロセッサに対応。また、CGL(キャリアグレードリナックス) 2.0のプライオリティ1の機能を導入、テレコム市場など高可用性が求められる顧客用件に対応している。そのほか、仮想化技術への対応、保守性の改善、GUI管理ツール「ReFineD」の実装、セキュリティ機能の強化などが行われている。
対応プラットフォームは、x86/x86-64/OpenPower。なお、ミラクル・リナックスのAsianux 2.0である「MIRACLE LINUX V4.0」のリリースは11月上旬になる予定。
■ URL
ミラクル・リナックス株式会社
http://www.miraclelinux.com/
中国レッドフラッグ・ソフトウェア
http://www.redflag-linux.com/
韓国ハーンソフト
http://www.haansoft.com/
プレスリリース
http://www.miraclelinux.com/pressroom/details/2005/0826_1.html
( 福浦 一広 )
2005/08/26 11:26
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