株式会社セールスフォース・ドットコムは7月7日、ASP型CRMアプリケーション「salesforce.com Summer '05」を発表した。新たにほかで作成されたアプリケーションを自社のsalesforce.com上で利用できる「multiforce 1.0」が加わるなど、100以上の機能強化を加えた「過去最大のアップデート」になるという。
salesforce.comは、Webブラウザ上からすべての機能を利用できるASP型アプリケーションで、CRMのほかカスタマーセンター機能の「supportforce」や、各アプリケーションをノンプログラミングでカスタマイズできる「customforce」、インテグレーションプラットフォーム「sforce」などで構築されている。定例で年3回行われるアップデートは自動的に行われ、無償で最新バージョンに移行できる。
今回新たに加わったmultiforceは、customforceによってカスタマイズや独自構築されたアプリケーションを展開し運用できるプラットフォーム。CRMにとどまらず、例えばプロジェクト管理や人材採用といった特定業務向けアプリケーションなども構築でき、Salesforceと同一インターフェイス上でほかのアプリケーションと並行して利用できる。
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salesforce.comのアーキテクチャ
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multiforceの位置づけ
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米salesforce.com会長兼CEO マーク・ペニオフ氏
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同社はmultiforceを「世界初のオンデマンド・オペレーティング・システム」と呼んでおり、PCやサーバーのOSと同様に各社が構築したSalesforce用アプリケーションを利用したり、自社で構築したものを有償・無償で公開することができるとしている。米salesforce.com会長兼CEOのマーク・ペニオフ氏は「今後何千ものアプリケーションが交換されることになる」と述べ、さらに、こうしたアプリケーションを容易に実装できることから、大手の業務アプリケーションでは対応できないような「あまり利用するユーザーがいないが、どこかに必要とするユーザーがいるようなニッチな機能にも対応できる」と語った。
都内で行われたsalesforce.com Summer '05国内発表のイベントでは、早速パートナーが構築したアプリケーションと連携するデモンストレーションが行われた。その中でNTTコミュニケーションズが6月に発表したASP型IPコンタクトセンターサービス「Customer Connect」との連携では、顧客からサポートセンターにかかってきた電話を担当者がPC(ソフトフォン)で受け、通知された番号からSalesforceに登録された顧客情報や過去の接触履歴を即座に表示し、円滑な対応ができるといったデモンストレーションが披露された。ASPサービスを利用することで、ブロードバンド回線があればどこでも「1席あたり1万数千円」でコンタクトセンターを構築できるという。
また、外部アプリケーションとのリンクの一例として、米Googleの「Google Maps」との連携も挙げられた。登録されている顧客の住所から、地図上の該当する位置に目印を表示し、訪問営業に活用できるという。
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Google Mapsとの連携例
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Customer Connectとの連携。かかってきた電話とSalesforceのデータを連係できる
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ペニオフ氏は、2005年第1四半期において15,500社・267,000人に利用されているととともに12億のページビューとAPIトランザクションがあったことを示し「導入するだけでなく、エンドユーザーに使ってもらうことが重要。我々のユーザーは1人あたり200ページの利用と多大な時間をSalesforceに使っているというデータからも、両者が成功していることを物語っている」と自信を示した。
■ URL
株式会社セールスフォース・ドットコム
http://www.salesforce.com/jp/
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( 朝夷 剛士 )
2005/07/07 21:48
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