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ファルコンストアと日本IBM、OSをインターネット経由でブートする実験に成功


 ファルコンストア・ジャパン株式会社(以下、ファルコンストア)と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は3月12日、インターネット経由で遠隔地のOSを起動させる、インターネットブート実験に成功したと発表した。これを受け両社では、この実験成果を製品化したソフトウェア「IPStor xBoot Server」(以下、xBoot)と日本IBMのブレードサーバー「IBM BladeCenter」の連携ソリューションを、同日より提供する。xBootの価格は、ブレードシャーシ1枚につき160万円から。

 今回の実験では、東京晴海にある日本IBMのコンピテンシー・センターに設置したBladeCenterから、ファルコンストアの東京、香港、ニューヨークのオフィスに設置された機器内のWindows 2003 Server、Linuxを起動させることに成功した。この実験の成果を製品化したxBootを利用すると、HDDをセンター側に集中させ、遠隔地のオフィスにはサーバーのみを設置して運用することが可能になる。こうした運用では、センター側にOSのバージョン管理や各種アプリケーションの更新、データ管理を担当させることができ、遠隔地のユーザーはシステムの運用管理から解放されるため、運用コストを削減することが可能という。

 またこのシステムでは、Ethernetの安価な機器で構成が可能なほか、インターネットを利用するために、回線障害時の迂回(うかい)路を容易に確保できるというメリットもある。さらに、従来のブレードサーバーの内蔵HDDの課題であった容量の制限、拡張性、メンテナンスの手間などが解決できるとしている。



URL
  ファルコンストア・ジャパン株式会社
  http://www.falconstor.co.jp/
  日本アイ・ビー・エム株式会社
  http://www.ibm.com/jp/
  プレスリリース
  http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2004/03122


( 石井 一志 )
2004/03/15 12:46

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