日本電気株式会社は、国内初のXML署名・暗号キットを「SecureWare/XML署名・暗号開発キット(仮称)」として、12月より販売すると発表した。同製品を利用することにより、電子申請・入札システムや電子契約システムにおいて、完全性・秘匿性の高い電子文書を利用することが可能になるという。販売価格は200万円からで、同社では今後3年間に100セットの販売を見込んでいる。
同製品は、XML暗号ライブラリ、XML署名ライブラリ、ICカード連携コンポーネント、PKI連携コンポーネントの4つのコンポーネントにより構成される開発キット。W3Cが規定したXML署名関連仕様をすべて満たしているため、XML署名機能を用いたユーザー用件にも対応できるほか、負荷の高いXML署名処理の一部機能をサーバー側に分離することによって、従来製品では実現できなかったシンクライアント環境での動作を可能にした。
同社は今回の製品開発の背景について「近年、電子政府システムの整備や電子商取引の利用が進み、XML形式の電子文書を交換するケースが急増している。その際には文書のセキュリティ対策が必須であり、現在では数多くの電子署名・暗号化技術が利用されるようになった。しかしXML文書に対する電子署名や部分暗号化といった要件には、既存の製品で完全に対応しきれておらず、利用者からは複雑な業務要件に答えることができ、かつ相互接続性などの品質確保を求める声が高まっていた。新製品はこうしたニーズに応えるもの」としている。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0310/0902.html
( 石井 一志 )
2003/10/10 19:41
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