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NTTコムウェア、照合率を向上させた指紋認証ソリューション
e-UBF Ver.2.0の利用イメージ
エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(以下、NTTコムウェア)は、エンタープライズ向けの指紋認証製品の新版「e-UBF Ver.2.0」を、8月25日より販売開始すると発表した。
e-UBFは、指紋センサーユニットと指紋データを管理するサーバーソフトをセットにしたもの。指表面の凹凸断面を数値化する「周波数解析方式」を採用している点が特徴で、指紋が登録できない「登録拒否率」、登録した本人の指が認証できない「本人拒否率」とも、低い確率に抑えられているという。
今回の新版では、指紋の読み取り結果を自動補正する機能によって指紋照合率がさらに向上。加えて、指紋データ管理サーバーの二重化対応によって、システム全体の可用性を高められるようにした。
また、管理者権限を、対象範囲や権限を限定した部門内管理者に委譲する「管理権限委任」機能や、オフラインでログインしたユーザーの認証ログを管理サーバーに後から転送する「オフラインログオン」機能なども追加されている。
なおNTTコムウェアでは、8月1日に発売された「e-UBF Small Office Kit プラス」に関して、今後は新版を同梱して出荷するほか、保守サービスに加入しているエンタープライズ向けe-UBFの既存ユーザーに対しては、Ver.2.0への無償バージョンアップを提供する予定としている。
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URL
エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社
http://www.nttcom.co.jp/
ニュースリリース
http://www.nttcom.co.jp/news/pr05082401.html
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