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日本HP、新設計のネットワーク管理ソフト－10秒で障害原因を特定 |
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日本ヒューレット・パッカード株式会社（以下、日本HP）は12月25日、ネットワーク機器の稼働状況や障害の分析を行うネットワーク管理ソフト「Network Node Manager（NNM）」の新シリーズ、「HP Network Node Manager i-series software（NNMi）」を発表した。2008年2月1日から提供を開始する。 NNMiは、ネットワーク管理ソフトの新シリーズとなる製品。重要かつ複雑化するネットワーク管理を効率的に行うために、アーキテクチャを刷新したのが特長という。 従来のネットワーク管理ソフトは、トポロジーをマッピングすることで、問題特定や障害通知を行うのが一般的だった。ところが仮想化などにより、ネットワークが複雑になるに伴い、マッピングされた構成も複雑になると同時に、マッピングの描画自体にも時間がかかってしまうという課題に直面していた。 NNMiでは、こうした複雑化するネットワークの管理も効率的に行えるよう、まったく新しい管理モデルを採用したという。GUIにおいては、インシデントや機器別にグループ化して一覧表示する管理ビューにより、マッピング構成の複雑性を排除。さらに詳細なドリルダウン機能により、障害個所の迅速な特定を可能にしている。 さらに特徴的なのは、10秒以内にほぼリアルタイムで障害個所を検出できる「Causal Engine」を搭載した点。レイヤ2・3の情報をリアルタイムに収集してトポロジーを最新に保つ、新開発の「スパイラル型ディスカバリ機能」と組み合わせることで、ネットワークに追加されたばかりの機器が障害を起こしても、即座に原因を特定できるという。 また障害管理だけでなく、パフォーマンスの低下などの性能管理も一括して行えるのも特長の1つ。性能劣化をいち早く検知し、その原因となっている障害を特定するなど、ネットワーク全体を俯瞰（ふかん）するような管理が可能だとしている。そのほか、カスタム開発モジュールを柔軟に組み込める拡張性なども備える。 最小構成の参考価格は、58万3800円から。 ■ ＵＲＬ 日本ヒューレット・パッカード株式会社 http://www.hp.com/jp/ ニュースリリース http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2008/fy08-032.html
（ 川島 弘之 ）
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