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米Blue Coatが米Packeteerを買収、WAN最適化分野での競争力を強化 |
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米Blue Coat Systems（以下、Blue Coat）は4月21日（米国時間）、米Packeteerを買収すると発表した。買収額は1株当たり7.1ドルで、総額約2億6800万ドル。現金と8000万ドルの転換ローンによって調達された資金を元手に、Packeteerのすべての発行済み株式を公開買い付けすることで実施する。買い付け完了後、PacketeerはBlue Coatの子会社と合併する予定で、2008年第2四半期の完了を目指す。 買収されるPacketeerは、もともとはWANトラフィック優先順位技術を提供していた企業。その後、WAFS製品を提供していた米Tacit、TCP最適化技術を手がけていた米Mentatといった企業を買収し、WAN最適化市場にも参入していた。今回の買収後、アプリケーションを識別したり優先順位付けしたりするPacketeerのコア技術は、Blue Coatのアプライアンス群に採用される。 またBlue Coatでは同時に、Packeteer製帯域制御・最適化アプライアンス「PacketShaper」の販売・サポート・開発による収益の強化、Packeteerのグローバル販売網獲得やクロスセルによる販売機会の拡大、スケールメリットがもたらす大幅なコスト削減とシナジー効果による収益増を見込む。 今回の買収について、Blue Coatの社長兼CEO、ブライアン・ネスミス氏は、「WAN最適化は、上位レイヤでのインテリジェンスを企業ネットワークに提供する上での出発点。今回の買収により、Packeteerが持つ広範囲な販売網、評価の高いPacketShaperが当社に加わり、販売組織も統合され、リモートオフィスでのアプリケーションパフォーマンスを改善するソリューションや、セキュリティ対策の分野で、当社のリーダーシップを拡大できる」とコメント。一方、Packeteerの社長兼CEO、デーブ・コテ氏は「買収の結果、トラフィックの優先順位付け、セキュリティ、制御機能が強化され、アプリケーションデリバリの課題に対するより総合的なソリューションが提供されるだろう」と述べている。 ■ ＵＲＬ 米Blue Coat http://www.bluecoat.com/ 米Packeteer http://www.packeteer.com/ ニュースリリース（日本語抄訳） http://www.bluecoat.co.jp/news/releases/2008/042308.html
（ 石井 一志, 川島 弘之 ）
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