米IBMは11月1日(米国時間)、セキュリティ分野にフォーカスして、データ保護、規制順守などのガバナンス、リスク管理、コンプライアンス(GRC)向け製品・サービスを包括的に提供すると発表した。第一弾として、データ認識の新技術「IBM Proventia Content Analyzer Technology」を発表した。
今後、情報セキュリティ、脅威と脆弱性、アプリケーションセキュリティ、IDアクセス管理、物理的セキュリティの5つの分野にフォーカス。製品開発やマーケティング活動を展開する。
当初は情報セキュリティに注力。昨年買収したセキュリティ企業、Internet Security Systems(ISS)の技術をベースとするISS事業部を中心に、ソフトウェア・サービス部門、研究開発部門と協業する。
「IBM Proventia Content Analyzer Technology」は、ISSの不正侵入検知製品「Proventia Network Intrusion Prevention System」をベースとしたもので、機密情報の動きを検出することでデータ紛失のリスクを緩和するという。さらに今後、データ保護技術、規制順守に関するソリューションやサービスを提供する予定だ。
また同日、クレジットカード業界のデータセキュリティ標準「Payment Card Industry Data Security Standard」(PCI DSS)を順守するソリューションも発表した。
リスク管理では、リサーチ部門とソフトウェア事業部が協力し、「Security Risk Management(SRM)」として推進。ビジネスプロセスとセキュリティを連携させることを目的とした技術やソリューションを開発していく。ここでは、World Wide Web Consortium(W3C)勧告となった「Web Services Policy 1.5」を実装するという。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
プレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/22534.wss
( Infostand )
2007/11/02 08:49
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