米F5 Networksは5月31日(米国時間)、イスラエルのWebアプリケーションファイアウォールベンダーMagniFire WebSystemsの買収を発表した。買収金額は2,900万ドルで、全額株式で支払われる。
MagniFireの主力製品であるセキュリティアプライアンス「TrafficShield」は、アプリケーションレイヤーのフィルタリング機能と暗号化技術を組み合わせて、Webアプリケーションを防御するもの。パケット変更やトラフィック解析の機能も備える。
米F5 Networks プレジデント兼CEOのジョン・マカダム氏は、「顧客調査の結果では、F5の「BIG-IP」でのアプリケーショントラフィック管理での実績と経験を、アプリケーションセキュリティ分野で活用することが期待されている」と述べている。
今回の買収について米F5 Networksでは、2003年7月にSSL VPN製品「FirePass」開発企業であるuRoam買収に続く動きとしており、アプリケーションレイヤーでのセキュリティ製品を、今後同社のロードマップに組み込むという。
そして「BIG-IP」、「FirePass」と組み合わせることで、ネットワークとその先のアプリケーション全体を含んだ、包括的なアプリケーショントラフィック管理ソリューションの提供を目指していく。
■ URL
米F5 Networks
http://www.f5networks.com/
プレスリリース(英文)
http://www.f5networks.com/f5/news/press/release060104.html
( 岩崎 宰守 )
2004/06/02 16:33
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