米Adobe Systemsは11月10日(米国時間)、カナダのXMLソフトウェアベンダー、Yellow Dragon Softwareの技術資産を買収したと発表した。eビジネス向けXML仕様のebXMLに関するもので、Adobeは、自社製品でebXMLのネイティブでのサポートを実現するという。買収額などは公表していない。
Yellow Dragon Softwareは、XMLのレジストリやメッセージング機能を持つebXMLパッケージ製品を提供している。買収により、Adobeは「Adobe Intelligent Document Platform」および「Adobe Portable Document Format」で、ebXMLトランザクションをネイティブサポートする。これによって、企業や政府は外部の企業や組織とのビジネスプロセスの自動化が容易になり、データ交換の安全性や速度が向上するという。Yellow Dragon技術のAdobe製品への統合は、来年に完了する予定。
ebXMLは、企業や政府などが電子的にビジネスのやりとりを実現するためのXMLベースの標準データフォーマットで、関心が高まりつつある。国連組織のUN/CEFACT(United Nations Centre for Trade Facilitation and Electronic Business)とOASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)が中心となって策定を進めている。具体的には、取引データ記述法や通信方法などの標準策定を目指している。2001年に「ebXML 1.0」が発表された後、徐々に企業の間で実装が進みつつある。
Yellow Dragonは、当初からebXML標準化に参加していた。同社のエンジニアは買収後、Adobeに加わることになっている。
■ URL
米Adobe Systems
http://www.adobe.com/
加Yellow Dragon Software
http://www.yellowdragonsoft.com/
( Infostand )
2003/11/11 10:07
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