EMCジャパン、最大24TB搭載可能なNASストレージ「Iomega StorCenter ix12-300r」


Iomega StorCenter ix12-300rシリーズ

 EMCジャパン株式会社は20日、NAS製品「Iomega StorCenter ix12-300rシリーズ」を販売開始したと発表した。2Uサイズのラック型筐体に最大24TBの容量を搭載できる。市場想定価格は59万8000円からで、ダイワボウ情報システム株式会社を通じて提供される。

 Iomega StorCenter ix12-300rシリーズは、「EMC Lifeline」を搭載したNAS製品で、最大12台のHDDを内蔵可能。Active Directory(AD)やWindows DFS(分散ファイルシステム)、WebDAV、VLANなどに対応し、企業ネットワークで利用するための各種機能をサポートした。

 また、最大256LUN、256ホストのiSCSI/NASを共用でき、VMware ESX HCL(NFS/iSCSI)、Citirx Xen Server HCL(NFS/iSCSI)、Hyper-V(CIFS/iSCSI)などの主要な仮想化システムと、Windows Serverの認証も取得しているとのこと。

 加えて、重複除外データバックアップソフト「EMC Avamar」との連携が可能で、Avamarエージェントを実装。RAIDは0/1/10/5/6をストレージプールごとに設定できるほか、HDDと冗長電源、3つの冷却ファンはホットスワップに対応し、高い可用性を実現している。

 なお、CPUはCore2 Duo E8400(3.0GHz)を搭載し、ネットワークポートは、フォールトトレラントに対応したGigabit Ethernetポートを4基備えた。

 想定価格は、1TB HDDモデルの場合、4基搭載で59万8000円(税別)、8基搭載で71万7000円(同)、1TB HDD×12のモデルが83万6000円(同)。2TB HDDモデルの場合、4基搭載で74万8000円(税別)、8基搭載で98万6000円(同)、12基搭載で122万4000円(同)となっている。

 EMCジャパンでは、ファイルサーバーやD2Dバックアップ、仮想システムのストレージ、Exchange 2010でのストレージ、といった用途での利用を想定している。

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(石井 一志)
2010/7/20 13:56