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エルテスとFortis Intelligence Advisory、企業・研究機関などの重要技術・人材を諜報活動から守るサービス「CISENTRA」を提供
2026年10月22日 14:11
株式会社エルテスとFortis Intelligence Advisory株式会社(以下、FIA)は21日、企業・研究機関などの重要技術・人材を諜報活動等から守るため、カウンターインテリジェンス(防諜)対策支援サービス「CISENTRA(シセントラ)」の提供を開始したと発表した。
CISENTRAは、FIAの防諜に関する専門知見に基づく脅威分析・人的リスク評価や多数の技術流出対策の支援実績と、エルテスの内部脅威検知サービス「Internal Risk Intelligence(以下、IRI)」を組み合わせたサービス。外部からの働きかけと社内の情報アクセス・持ち出しを一連のリスクとして捉え、警戒すべき対象の整理から、兆候の把握、追加確認・対応判断、運用・教育の見直しまでを支援する。
エルテスとFIAは提供の背景として、技術流出はサイバー攻撃に加え、伝統的な諜報活動を含めた、従業員や研究者への接近・働きかけ、経済・学術活動を通じても生じ得ると説明する。こうしたリスクに備えるには、情報の管理に加え、誰が、何を、どのような目的や手法で狙っているのかを把握し、外部からの働きかけと内部での情報アクセス・持ち出しを一連のリスクとして捉える必要があるという。
この認識のもと、エルテスがIRIを通じて培った内部不正検知に関する技術・運用知見と、FIAの防諜に関する専門知見と対策実装に関する実績を融合し、組織保護に向けた協業を開始した。その協業の柱である「ソリューションの共同開発・提供」を具現化するサービスとして、CISENTRAを提供する。
CISENTRAは、組織の業務や既存の管理体制に応じて、制度・体制・技術・教育を一体で設計し、予防から対応までを支援する。導入にあたっては、簡易アセスメントにより、現在の対策状況と優先課題を整理する。
FIAが提供するカウンターインテリジェンス領域の脅威インテリジェンス「CISENTRA Intelligence Watch」を、共通の分析基盤に位置付け、企業の事業領域や技術、それらに関連する人材と、脅威主体や手法と照合し、警戒すべき対象と経路、接点を整理する。
エルテスのIRIを活用し、各種ログを人物単位で分析するとともに、行動分析AIと専門アナリストにより、内部不正や情報持ち出しにつながる兆候を捉える。重要技術を扱う人材の役割や、異動・退職、プロジェクトへの参加・離脱などの変化点も踏まえ、確認の対象・期間・条件を設計する。運用にあたっては、社内規定および個人情報保護方針にのっとり、目的・対象を限定して適切に実施する。
また、学会・共同研究などで把握した接触を起点に、FIAのリスク・デューデリジェンス・ツール「Signal DD」により、相手方が懸念される主体であるかを確認する。注意を要するドメインや諜報活動における技術流出を教唆するキーワードのリスト「セレクター」も活用し、相手の背景と要求内容を踏まえた対策を支援する。
さらに、管理部門、研究者・技術者などに対する研修・教育を通じて、接近手法の理解、気付きと相談、部門横断での対応を支援する。
CISENTRAではこれらのサービスを、必要な範囲で組み合わせる。
エルテスとFIAは、防衛や重工をはじめ、経済安全保障上重要な技術を保有する企業や経済安全保障推進法の指定重要インフラ事業者などを主要ターゲットとして展開し、3年間で100社への導入を目指す。また、サービス面においては統合管理プラットフォームの開発・提供を予定しており、重要技術や情報を守るとともに、外部からの不適切な働きかけから従業員を守り、組織の競争力と社会の安全・安心の確保に貢献するとしている。
