サイボウズスタートアップス、「安否確認サービス」に自動メール送信機能


 サイボウズスタートアップス株式会社は7月31日、災害時の事業継続を支援する「安否確認サービス」をバージョンアップ、気象庁から発表される地震情報をもとに自動でメールを送信する新機能などを搭載すると発表した。料金プランも見直し、スタンダードプラン50ユーザーの場合の利用料金は、従来月額7980円だったところ、6800円に値下げされた。

メイン画面

 機能面では新たに、気象庁情報から自動的に安否確認の一斉メールを送信する機能を搭載。合わせて、安否状況の返事をしていない人だけ、自動的に再送信するなど、未回答者への自動再送信機能を実装した。また、災害時の自動メール送信機能の搭載に伴い、メール配信能力をこれまで1時間あたり15万通以上のシステムとして提供していたところ、1時間あたり50 万通を送信できるよう改善したという。

 安否状況の報告フォームについては、従来はPC用の回答フォームとフィーチャーフォン(携帯電話)用の回答フォームを用意していたが、今回のバージョンアップでスマートフォンやタブレットにも最適化できるようになり、縦向き・横向きのスマートフォン、さまざまなサイズのタブレットにも対応するレスポンシブWebデザインを採用した。

 料金プランでは、従来スタンダードプランとプレミアプランの差をメール配信能力、稼働保証時間などのサービス品質で区別していたのを見直し、新プランでは品質は従来の高品質プランに統一。その上で、今回新たに搭載された自動送信系の機能の有無でスタンダードプラントプレミアプランを分ける料金体系とした。

 なお、料金プランは1000ユーザーまでのプランが設定されているが、1000名を越える場合は、問い合わせ窓口に連絡することで、自由にユーザー数が設定できる。参考価格として、2000 名では月額5万円、3000名では月額6万6000円で提供するという。

自動送信メールをiPadで見た画面(左)とiPhoneで見た画面(右)
自動送信メールをガラケーで見た画面(左)とパソコンで見た画面(右)
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