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「OSS-DB技術者認定試験 Silver」の合格にすると、2つの資格が取得できるように~富士通とLPI-Japanが開発者育成で連携

「富士通ミドルウェアマスター」の体系図

 富士通株式会社は31日、「PostgreSQL」の技術者育成に向けて、特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)との間でパートナーシップを締結した。この連携により、LPI-Japanが実施・運営する「OSS-DB技術者認定試験 Silver」の合格者は、富士通が新たに制定する「FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard」の資格を同時に取得できるようになる。

 オープンソースのデータベースソフトであるPostgreSQLは、企業での採用が進む一方、その管理・運用を行う専門技術者が不足しており、育成が急務とされる。

 富士通では、さまざまなジャンルの資格を包括する「富士通ミドルウェアマスター」制度を2002年から運用している。ここへ「FUJITSU Certified Middleware Professional データベース Standard」 が新たに加わるが、その取得条件が「OSS-DB技術者認定試験 Silver」への合格となっている。

 「OSS-DB技術者認定試験 Silver」は2011年7月にスタート。RDBMS(Relational Database Management System)としてPostgreSQLを採用している。この試験に合格することで、PostgreSQLの基本的な設計・開発・導入・運用ができる技術者として認定される。

 4月1日からは、新たな制度のもとで試験の申し込みを受け付ける。富士通では、グループ全体で2018年3月までに「OSS-DB技術者認定試験 Silver」の合格者が1000名規模に増えると見込んでいる。