特別企画

オンプレミスからの移行を強力サポート!
「NEC Cloud IaaS」でシステム管理は新時代へ

増設に増設を重ねて複雑化したオンプレミス環境。これを社長の鶴の一声でクラウドへ移行しなければならないとしたら……? その想像だけで脂汗が出始めるシステム管理者の皆さんに向けて、日本のIT事情を熟知したNECが市場投入している「NEC Cloud IaaS(Infrastructure as a Service)」。その仕組みを体験できる無料お試しサイトを活用して、NEC Cloud IaaSとはどんなものかを詳しく紹介する。

もはやクラウド全盛時代、オンプレミスはこれからどうなる?

「NEC Cloud IaaS」を実際に体験。当然ながら、ブログを書いたりネットショッピングするのと同じように、ブラウザさえあれば操作できる

ここ数年のIT業界はまさにクラウド1色。ストレージやアプリケーションのクラウド化などなど……。あらゆる技術・概念がクラウドをベースとしたものに刷新されつつある。

一方で、日本のITインフラをこれまで支えてきたのはオンプレミスにある既存システムだ。ここにあるシステムを、今後の機器更新のタイミングでいかにクラウドへと移行するか。システム管理者に課せられた大きな宿題である。

オンプレミスからクラウドへの移行は、ランニングコストやITインフラとしての将来性を鑑みれば当然の流れ。具体的なスケジュールの調整、検証項目の洗い出し、そして実行と、さまざまなハードルが待ち構えているが、それでも間違いなくクラウドへの移行の日はやってくる。

NECの技術の粋を集めた「NEC Cloud IaaS」

実際問題として、社内サーバ群をクラウドへと刷新するには「IaaS」を検討することになるだろう。サーバはもちろんのこと、ファイアウォール、ロードバランサー、VPNなど、クライアントPC以外のほぼ全てのITインフラをクラウド上に構築し、さらに利用状況に応じて柔軟にリソースを増減できる。しかも、そのリードタイムが短い。

「NEC Cloud IaaS」は、その名の通りNECが提供中のIaaSだ。サービスが正式にスタートしたのは2014年4月。IaaSは海外事業者によるサービスが先行しているが、その中では比較的新しいサービスだ。

特徴は、何といってもセキュリティと品質。NECでは日本国内各地にデータセンターを開設。これらを複合的に組み合わせ、NEC Cloud IaaSの運用基盤としている。東日本大震災以降、災害などで被害を受けたシステムを早期に復旧・修復する必要性は高まっており、BCP(事業継続計画)策定のためにクラウドを選択する流れも一般化しつつある。

国内の各地にデータセンターを複合的に組み合わせることで、NEC Cloud IaaSの運用基盤とする(提供:NEC)

このNEC Cloud IaaSのサービス提供のため「NEC神奈川データセンター」も新設された。クラウドサービスはもちろん、従来型のハウジングサービスもサポートするハイブリッド型の施設だ。立地は、海岸線および活断層からの距離、ハザードマップなどを考慮済み。施設そのものも耐震・免震構造とすることで災害からの安全性を高めている。

もちろん省電力化にも抜かりはない。電源設備の全冗長化・自家発電設備の導入を大前提としつつ、ファン動力を不要とする局所冷却技術をラックに組み込んだり、フロア天井を二重構造にして空調性能を高めたり、さまざまな工夫で消費電力を抑えることにより、低価格を実現している。

そのほか、サーバルームへの入室にあたり、世界No.1の精度と評価されている、NEC独自の顔認証技術などの導入、そしてサイバー攻撃などへの備えとして24時間365日のリモート運用監視など、災害以外のセキュリティも万全な体制を整えているという。FISC安全対策基準(※1)に準拠している他、SOC2/Type2レポート(※2)などの各種認証も取得済みだ。

※1 FISC(Center for Financial Industry Information Systems):公益財団法人金融情報システムセンター
※2 SOC(Service Organization Control)レポート:米国公認会計士協会(AICPA)が定める受託業務の内部統制保証報告書

実際にNEC Cloud IaaSは、タカラトミーやAOKI、東海大学、住友生命など多様な業種や規模の企業や団体で導入が進んでいるという。企業向けに便利なワークフロー機能や、使いやすい管理画面から迅速・柔軟にリソースを増減できることが評価されているという。また、複数クラウドや、クラウドとハウジングのハイブリッド利用も増えている。

また、NECのクラウドにはSDN(Software-Defined Networking)の技術が活用されている。OpenFlow技術などをもとに、さまざまなネットワーク機器をより高度にソフトウェアで制御しているため、リソースの素早いプロビジョニング、ネットワーク構成が可能になっている。

もちろん、オンプレミスでクラウド環境を構築することも可能だが、5年後・10年後を見据え、「持たざるIT」としてのクラウド戦略を指向するなら、クラウドサービスの積極活用で、新たな時代へ備えたい。

本当に使いやすい? まずは「お試しサイト」で体験

では、どんな仮想サーバが設置できるのか、プライベートIPアドレスを自由に割当てることができるのか? など、 クラウドを今後のITインフラとして使う以上、データセンターを使った時と同じくらいの自由度があるかどうかが気になる部分だろう。

まずは2枚のスライドをご覧いただきたい。これはNEC Cloud IaaSのクイックスタートガイドに掲載されている図だが、システム管理者ならこれらをパッと見ただけで、大枠が理解できてしまうはずだ。

構成全体のイメージ

ワークフロー

NEC Cloud IaaSは、仮想サーバを1台単位で借りることもできるが、その真価は当然「ネットワークを構築する」ことによって発揮される。このスライドの例では、サーバ接続用のLANとインターネット接続用のLANが分かれ、その間にファイアウォールを立てた。また、サーバにはプライベートIPアドレスを割り当てている。さらに、管理用の“裏口”としてSSL-VPNも使える。

NEC Cloud IaaSの操作は、すべてブラウザ(ウェブ)で行う。とはいえ、果たして本当に期待どおりに使えるのか? マニュアルやヘルプなどを熟読しても、ちょっと不安……。

そんな声に応えるかたちで、NEC Cloud IaaSの管理画面を簡単に体験するための「お試しサイト」の提供がスタートした。ショウルームなどに設置された特別な端末ではなく、自分のPCのブラウザを使って気軽に操作、確認できる。また、実際に操作してもサーバなどのリソースは作成されないため、課金も発生しない。とにかく気軽に試せる。

お試しサイトの利用には、まず専用サイトからオンラインで申し込む。後日NECの事務局から必要なユーザーIDなどが送られてくるので、手引きに従って証明書をインストールすれば、あとは自由に操作できる。

実際の管理画面を触ってみた~ワークフロー&料金表示で操作ミスの不安も少なく

ここからはお試しサイトの中身を見ていく。お試しサービスでは、指定されたURLへブラウザでアクセスするだけで利用できる。メニュー画面には、サーバ作成、ファイアウォール作成、ロードバランサ作成などの文言が並んでいる。

NEC Cloud IaaSの管理画面。お試しサイトは、証明書をPCにインストールすれば、あとは指定されたURLへブラウザでアクセスするだけで無料体験できる

サーバの作成画面。名称、接続先となる仮想LANの設定を“申請”する

それではまず、サーバ作成を試してみよう。イメージはWindows Server 2012/CentOS/Ubuntuから選択。また、サーバのスペックもCPU数やメモリ量の組み合わせから選べる。また、課金の単位を月/時間/三年割から選べるのも、クラウドならでは。

項目の選択が完了し、「申請」を押せば即座にサーバが完成! ……ではないところもNEC Cloud IaaSの特徴だ。「申請」という言葉の響きからお察しの方も多いだろうが、実はNEC Cloud IaaSにはワークフローの仕組みが盛り込まれている。課金を伴うリソースの作成にあたっては、利用者がまず申請をし、そしてそれを別のユーザーである管理者が承認することで、はじめて実行される。

サーバなどの新設要求は「申請状況」画面から一覧できる

要求の承認・否認はこの画面で。本来は価格も確認できる

なぜこんな仕組みが導入されているかというと、コンプライアンス対応や、操作ミス抑止などへの配慮から。クラウドは簡便さが魅力であり、それこそ高級なハイエンドサーバをボタン1クリックで作成できてしまう。

実際に、入社1日目の新人SEが1カ月何十万円・何百万円のサーバを悪意なく誤発注してしまう可能性はある。もちろんベテラン管理者であっても、ついうっかりプルダウンメニューの項目を1つ選択ミスし、請求額が1桁変わるなんてケースは十分あり得る。

この点、ワークフローの仕組みがあるNEC Cloud IaaSなら、管理者の目がしっかり届くというわけだ。また、「お試しサイト」では省略されているが、本サービスでは実際のサーバ作成時などに料金が明示される仕組みになっている。ここも安心感に繋がる部分だろう。

そのほか、仮想LANを作成し、どのサーバを接続するかなどを選択すれば一通りのネットワークが完成。なお、この仮想LANをインターネットに接続する際はファイアウォールが必須となる。ファイアウォールのオプション項目の1つで、インターネット接続の可否を決められるようになっている。

サーバと接続する「仮想LAN」の詳細画面。監視サーバのアドレスなどを確認できる

インターネット接続の可否は「ファイアウォール」にて設定する

クラウド時代はすでに最高潮! まずは体験、そして決断

今回お試しサイトを体験してみたが、「仮想LANの作成」「仮想サーバの作成」「ファイアウォールの設定およびインターネット接続許可」の3つが揃えば、いわゆる普通のサーバの構築・運用がスタートできる。所要時間は、ログインからものの10~20分程度である。

従来の方法では、サーバの発注・デリバリー・設置・設定・運用開始まで急いでも数日~1週間程度はかかるだろうし、サーバ機器の在庫がない場合は3カ月待ちもザラだ。クラウドが普及するのも当然の成り行きであると改めて実感する。

お試しサイトは、もちろんバーチャルなサービスである。実際のリソースが作成されないため、サーバのパフォーマンス確認などはできない……。ただ、操作と機能、サーバ構成の自由度はしっかり確認できる。

毎日使うからこそ、ちょっとしたボタン配置の違いなどが気になってくる。NEC Cloud IaaSの管理画面はかなりシンプルな構成になっていて、極端に難しい専門用語も使われていない。利用者ごとに好みはあると思うが、万人への配慮を感じる部分だ。

加えて、お試しサイト体験者向けに提供されるクイックスタートガイド(PDF)を読めば、NEC Cloud IaaSの実態をほぼ理解できると思う。試用期間は最長で2カ月あるので、徹底的に試せるだろう。

NEC Cloud IaaSの操作性を体感するには、何といっても「お試しサイト」に申し込むのがオススメ。ただ、その次の段階として、実際にソフトをインストールしたり、データをコピーして、テスト的に運用する必要も当然出てくるだろう。

申請→承認という流れで発注ミスを抑制するワークフローなど、企業に最適な多くの便利機能を実装し、とにかく扱いやすいNEC Cloud IaaS。上司に「クラウドにしなくていいの?」と声をかけられる前に、1度試してみてはいかがだろうか。

NEC Cloud IaaSの体験セミナーを順次開催!!

NECでは、管理画面を操作しサーバ作成からネットワーク環境の設定まで、一連の操作を実体験できる無料セミナーも開催している。参加者への“お持ち帰り特典”として、セミナー中に作成した実際のネットワークを無料(期間限定)で利用できるようにする。これならば、ユーザー環境に合わせた、より細かな運用チェックにも応用できるだろう。

まずは「お試しサイト」にトライしてみて、将来的にはセミナーへの参加も検討してみては?

  • NEC Cloud IaaS
  • 生産・販売などの基幹業務、メールやWeb、データ分析などさまざまな用途でご活用いただけるクラウドプラットフォーム。

  • 関連資料ダウンロード
  • さまざまな業種のお客様がどのようにクラウドで課題を解決したのか、具体的な成果に結びつけたのかをまとめた事例集や、これからクラウドを始める方向けに活用のポイントをわかりやすく紹介した資料などを掲載しています。