ドコモ、富士通製法人モデル「F-10B」を開発


 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(ドコモ)は、カメラ非搭載で防水防塵機能などを搭載した富士通製の法人向けモデル「F-10B」を開発した。9月以降に発売される予定。

 「F-10B」は、STYLEシリーズ「F-08B」をベースに法人向けに絞って提供される富士通製FOMA端末。メインディスプレイは約3.0インチ、854×480ドットのフルワイドVGAサイズ、サブディスプレイは約0.8インチ、96×49ドットの白色有機ELとなる。カメラは搭載されておらず、ワンセグやおサイフケータイ、GPS機能などに非対応となる。最大16GBのmicroSDカードに対応する。

 IPX5/7およびIPX8等級の防水性能、IP5Xの防塵性能を実現している。なお、F-10BにおけるIPX8は、常温で水道水の水深1.5mの位置に端末を沈め、30分放置した後に取り出しても電話として使えることを意味している。

 下り最大7.2MbpsのFOMAハイスピードに対応し、国際ローミングとしてはW-CDMA/GSM方式をサポートする。法人向けの「ビジネス moperaあんしんマネージャー」を契約することで、端末内のデータを遠隔地から初期化したり、外部メモリを含めた各種端末機能を遠隔で利用制限できる。このほか指紋センサーなども搭載されている。

 大きさは109×50×15.4mmで、重さは約120g以下。待受時間と通話時間はいずれも「検討中」としている。ボディカラーはブラックとゴールド。




(津田 啓夢)

2010/6/2 16:25