富士通、中小向けSaaSサイト「J-SaaS」の運営を引き継ぎ-さらなるサービスの拡充目指す


 富士通株式会社は6月1日、中小企業向けSaaS提供サイト「J-SaaS」の運営を、同事業で幹事会社を担っていた株式会社新社会システム総合研究所(SSK)より引き継いだと発表した。同日より運営を開始している。

 J-SaaSは、経済産業省の平成20~21年度「中小企業向けSaaS活用基盤整備事業」においてプラットフォームが構築されたサービス。SaaSによる中小企業への支援をコンセプトに、財務会計などのバックオフィス業務から電子申告までを一貫して行える、ワンストップサービスの提供を目指してきた。

 今回、富士通がこのサービスを引き継いだが、同社ではJ-SaaSの既存ユーザーに対して引き続きサービスを提供するとともに、新規にSaaSの利用を検討されている企業に対しても、利用しやすいサービスを提供すると表明。現在、約50種ある財務会計、給与計算、顧客管理、税務申告などのSaaSアプリケーション、関連サービス商品を拡充し、中小企業を支援するとしている。




(石井 一志)

2010/6/1 17:41