日立、体積を約20%削減したデスクトップ型の小型シンクライアント端末


FLORA Se330 BU2

 株式会社日立製作所(日立)は5月28日、シンクライアント端末「FLORA Seシリーズ」のラインアップに、筐体の体積を従来比約20%削減したデスクトップ型「FLORA Se330 BU2」を追加すると発表した。価格は7万2450円からで、6月14日の出荷開始を予定する。

 Se330 BU2は、HDDを持たず、サーバーと連携して利用するシンクライアント端末。従来モデルよりも基板回路の集積度を高めたことで、筐体の体積を20%削減したほか、液晶ディスプレイ背面へ搭載できる「ディスプレイアタッチメント」オプションを提供することで、よりスペースを有効活用できるようになったという。

 また、ディスプレイを2台接続する2画面表示にも対応したため、証券取引やソフトウェア開発など、より多くの画面表示領域が必要な業務への対応を強化。消費電力についても、低消費電力CPUのVIA Nano U3500や最新チップセットの採用によって従来比44%削減し、オフィスの電力コスト低減に貢献するとした。

 なお、メモリは1GB(最大2GB)、フラッシュメモリは2GB/4GBを搭載し、OSはWindows XP Embeddedを採用している。サイズは45×230×182mm(幅×奥行き×高さ)。




(石井 一志)

2010/5/28 11:29