ジャスト、ファイルサーバーの状況を可視化し整理を支援するソフト


 株式会社ジャストシステムは5月20日、ファイルサーバーの可視化と整理を行うツール「GDMS(Green Document Management System)」を発表した。6月25日より販売を開始する。

 GDMSは、ファイルサーバーの状態を可視化し、その中のファイルを整理することにより、ファイルサーバーの肥大化対策と情報の品質向上を行うソフトウェア。何カ月もアクセスされていないような陳腐化したファイルや、内容が重複しているファイル、ファイル名が類似しているバージョン違いのファイルを探し出し、削除やバックアップ領域への移動といった対応を行える。

 これによって、必要なファイルだけをファイルサーバーに残せるため、ユーザーによる情報活用を促進できるほか、情報の管理コスト低減を実現するという。また、企業内検索システム「ConceptBase」と合わせて利用すると、ConceptBaseの検索精度向上にもつながるとのこと。

 加えて、親フォルダと異なるアクセス権が設定されたフォルダやファイルのチェック、ファイル名に「社外秘」「機密」などの言葉が含まれるファイルの自動検出、といった機能を備えていることから、機密情報・重要文書の適正な管理を支援するとしている。

 なお、収集された情報については、グラフや一覧形式の見やすい画面で表示。ファイルの一覧画面から、陳腐化したファイルや重複ファイルのコピー、削除、圧縮などの操作を簡単に行えるようにしている。

 対応環境は、GDMSのサーバーがWindows Server 2008/Server 2008 R2 SP2、スキャン対象がWindows Server 2008/Server 2003 R2/Server 2003/2000 Server。ファイルシステムはNTFSのみに対応する。


(石井 一志)

2010/5/20 14:44