シマンテックホステッドサービス、アフィリエイト導入でSMBへの普及図る


メッセージラボジャパンの山本誠治氏(カントリーマネージャー)

 シマンテック傘下のメッセージラボジャパン株式会社は5月17日、クラウドを活用してメールやWebで配信される情報を保全・管理する「シマンテックホステッドサービス」の拡大を図るため、アソシエイトプログラムを導入した。同プログラムに登録するパートナー企業がホステッドサービスをユーザー企業に提案して成約に至った場合、売り上げの15%を還元する。

 紹介案件の最低件数を定めず、新規契約や追加サービス契約へのコミッションを獲得できる「アソシエイトプログラム」と、年間最低5件の紹介案件を提供することで、サービスの更新案件もコミッションの対象となる「プレミアムアソシエイトプログラム」の2種類を用意。いずれのプログラムも、ユーザーサポートはメッセージラボが行う。

 IDC Japanが2009年9月に公表した調査では、SaaS/クラウド分野の国内メッセージングセキュリティ市場の売上高は、2008年の16億円から2013年には56億円へ拡大すると予測。メッセージラボジャパンの山本誠治氏(カントリーマネージャー)は、「アソシエイトプログラムを通じて急成長分野に初期投資不要で参入できる」と強調し、今後はSIerやコンサルティング会社など100~200社に参加してもらい、主にSMB(中堅・中小企業)への拡販を図る考えだ。

 シマンテックホステッドサービスは、一般的にSaaSやクラウドと総称されるサービス。機器やソフトウェアを購入せずに、スパム対策やウイルス対策などのメールセキュリティを利用できるほか、Web閲覧時のウイルス・スパイウェア対策やURLフィルタリングサービスなどを利用できる。

シマンテックホステッドサービスの概要アソシエイトプログラムの登録画面





(増田 覚)

2010/5/17 16:13