MBSD、情報漏えいの予防・緊急対応サービス「VZero+ER」


 三井物産セキュアディレクション株式会社(以下、MBSD)は5月14日、情報漏えいの予防から事故発生時の緊急対応までを包括的にカバーする、月額会員制サービス「VZero+ER」を発表した。7月1日より提供を開始する。

 VZero+ERサービスは、「普段から備える緊急対応」をコンセプトに、平常時に情報漏えいの脆弱性を最小化する「VZero(Vulnerability-Zero)」と、緊急時に被害を最小限にとどめ、早期の事業再開を支援する「ER(Emergency Response)」をパッケージしたもの。

 VZeroでは、セキュリティに関する相談を受け付ける「情報セキュリティ相談窓口」、セキュリティ対策の現状を調査し評価・改善をアドバイスする「簡易コンサルティング」、DMZに置かれているサーバー・ネットワーク機器のセキュリティを診断する「プラットフォーム診断」、ユーザー環境に合わせたセキュリティ情報をメール・Webで通知する「情報配信」、緊急時の速やかな調査のための「ログ保管」を実施。

 ERでは、情報漏えい発覚時、もしくは疑いのあるときに電話相談を受け付け、最低限の助言を行う「緊急コール受付」、現場で状況把握・調査分析し、被害拡大防止策や今後の対応に関してアドバイスする「初動対応」、事件・事故の公表や関係機関への連絡に関するマニュアルを提供する「メディア対応支援」、対外的に安全宣言できるように復旧・回復を行う「安全宣言」を実施する。

 サービスメニューは、エントリーレベルからハイエンドまで数種類を用意。7月1日より、ネットビジネス・ECサイト向けの「ホワイトプラン」「シルバープラン」を提供し、そのほかのプランも順次リリースする予定。なお、「緊急コール受付」(フリーダイヤル:0120-517-889)は会員・非会員問わず利用できる。MBSDでは、今後10億円の売り上げを目指す。


(川島 弘之)

2010/5/14 16:09