アライドテレシス、全24ポートがPoE対応のGbEレイヤ3スイッチ


AT-x600-24Ts-POE

 アライドテレシス株式会社は5月13日、Gigabit Ethernet(GbE)対応のディストリビューション・スイッチ「AT-x600-24Ts-POE」を発表した。価格は55万3000円(税別)で、同日より出荷を開始する。

 AT-x600-24Ts-POEは、PoE給電に対応した1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポートを24基備えるレイヤ3スイッチ。PoE給電能力は最大295Wで、クラス3(15.4W)のPoE受電機器に対して、最大19ポートまで同時給電を行えるという。また、4ポート分はSFPスロットとのコンポポートになっており、オプションモジュールを追加すると、光ファイバーのGbEにも対応できる。

 接続ミスなどで発生するネットワークのループを検出し、設定した動作を自動実行する「ループガード」、レイヤ2レベルでの障害検出と経路切り替えを高速に行える「EPSR」、任意の日時にポートをリンクダウンさせる省エネ機能などを搭載。同一ポート上でIEEE 802.1X認証/Web認証/MACアドレスベース認証の混在を可能にする「Tri-Auth(トライオーセンティケーション)」や、同一ポート上でユーザーごとに別々のVLANを動的に付与する「マルチプルダイナミックVLAN」もサポートする。

 あわせて、ローカルRADIUSサーバー拡張ライセンス「AT-x600-24Ts-POE-RADIUS」や、OSPF v2(65ルート以上)、PIM-SM、PIM-DM、バーチャルMACアドレスなどに対応可能になるレイヤ3フルライセンス「AT-x600-24Ts-POE-L3FULL」が、オプションで用意された。価格はいずれも20万円(税別)。

 なおAT-x600-24Ts-POEは、NECの「UNIVERGE CERTIFIED」を取得しており、相互接続試験によりUNIVERGE製品との接続性が実証されているとのこと。


(石井 一志)

2010/5/13 16:37