キヤノンソフト、システム開発者向けのワークフローシステム開発キット
キヤノンソフトウェア株式会社(以下、キヤノンソフト)は5月11日、Webサービス化されたワークフロー決裁機能を、企業の業務システムなどに自由に組み込めるソフトウェア開発キット(SDK)として、「Web Plant SDK」を発表した。価格は100ユーザー220万円(税別)からで、同日より販売を開始する。
Web Plant SDKは、ワークフローシステムを他システムへ組み込めるようにするSDK製品。これを用いると、システム開発者は、申請・承認などの意思決定機能を含めた、同製品に装備された豊富なWebサービスインターフェイスを自在に組み合わせ、効率的にワークフローシステムを構築できるという
具体的には、既存の業務システムを拡張する際にワークフロー決裁システムを組み込んだり、新規や複数の業務システムの統合時にワークフローの基盤システムを構築したり、といったことを簡便に実行可能。従来手法と比べて、開発工数を大幅に削減する。
また、Webサービスの標準的な技術を用いてシステム開発が行えることから、SOAソリューションに幅広く対応できる点も特徴。あわせて、Webアプリケーションを100%自動生成するツール「Web Performer」で開発したWebアプリケーションにワークフローを埋め込んだり、ワークフローシステム構築ツール「Web Plant」で開発したフォームとの連携を行ったりすることも可能になっている。
キヤノンソフトでは、企業情報システムの総合的なシステム構築を行っている大手SIerを中心に、2011年までに30社、2億円の販売を目指している。
また今回は同時に、Web Plantも新版「同 V1.2.2」を発売する。ユーザビリティを強化したほか、50ユーザーで80万円(税別)の新価格を設定した。
Web Plant SDKの適用イメージ |
2010/5/11 15:00