トランスウエア、クラウド型のメール誤送信防止サービス「Active! gate SS」


 株式会社トランスウエアは5月11日、クラウド型のメール誤送信防止サービス「Active! gate SS」を7月1日より提供開始すると発表した。利用料はベーシックプランで初期費用5万2500円、1メールアドレスあたり月額1050円。60日間無料トライアルによる試用もできる。

 「Active! gate SS」は、同社で提供中のオンプレミス型ソフトウェア「Active! gate」をもとに、小規模オフィスでもすぐに使え、用途に応じてプラン選択ができるクラウド型メール誤送信防止サービスとして提供するもの。社外のメールホスティングサービスやフリーのWebメールを利用している企業も利用できる。

 「Active! gate SS」で利用できるおもな機能は、設定した条件により送信メールを一定時間隔離・保留し、うっかりミスを防ぐ「送信メールの一時保留」、メール送信時に添付ファイルをパスワード付きのZIPファイルに自動変換する「添付ファイルの暗号化」、添付ファイルを本文と分離し、パスワード入力により別途ダウンロードできるようにする「添付ファイルの自動ダウンロード」、TOやCCのアドレス入力欄に一定個数以上のアドレスがあった場合にBccに自動変換する「Bcc強制変換」、条件によりメールの送信自体を拒否する「送信拒否」の5つ。

 これらの機能を用途などに合わせ「ベーシックプラン」「アドバンスドプラン」「オリジナル運用プラン」「ファイル変換専用プラン」「Bcc強制変換専用プラン」の5つのプランで提供する。

 「ベーシックプラン」は、あらかじめ設定された条件で、申し込み後すぐに運用開始できるプラン。利用企業側での設定変更はできない。機能は、「送信拒否」を除いた全機能、「送信メールの一時保留」「添付ファイルの暗号化」「添付ファイルのWebダウンロード」「Bcc強制変換」が利用可能で、「カスペルスキーアンチウイルス」も合わせて提供する。価格は初期費用が5万2500円、月額利用料は1メールアドレスあたり1050円。

 ベーシックプランと提供される機能は同じだが、運用開始後にユーザーアカウントごとに条件の確認・変更が自由にできる「アドバンストプラン」は初期費用5万2500円・1メールアドレスあたり月額1050円。

 「送信拒否」も含む全機能が利用でき、仮想化専用サーバーで利用企業のオリジナルな設定・運用ができる「オリジナル運用プラン」は初期費用10万5000円、1メールアドレスあたり月額2100円。

 「添付ファイルの暗号化」「添付ファイルのWebダウンロード」の機能と「カスペルスキーアンチウイルス」をセットにした「ファイル変換専用プラン」は初期費用5万2500円、1メールアドレスあたり月額費用525円。

 To、Ccの宛先欄に10個以上の社外メールアドレスがあった場合、自動的にBccに強制変換する「Bcc強制変換」機能と「カスペルスキーアンチウイルス」をセットにした「Bcc強制変換専用プラン」は、初期費用5万2500円、1メールアドレスあたり月額525円。

このほか、メール送信できる環境をIPアドレスによって制限する「送信元IPアドレス制限オプション」をすべてのプランで利用可能。価格は1 IPアドレスあたり月額2100円となる。

 トランスウエアでは、「Active! gate SS」のサービス開始を記念し、サービス開始の7月1日から9月30日までに利用申し込みをした利用者を対象に初期費用を無料にする、「初期費用無料キャンペーン」を実施する。


(工藤 ひろえ)

2010/5/11 14:15