集計パフォーマンスとチャート操作性を向上、「Biz∫ BI」機能強化版


 株式会社NTTデータビズインテグラルは4月27日、企業内データを収集・可視化し、全社的なデータ活用を実現する「Biz∫ BI Ver3.0」の機能強化版「同 SP2」を発表した。4月末日より提供する。

 Biz∫ BIは、業務現場から経営層まで全社でのデータ活用を可能とする多次元高速集計レポーティングツール。使い慣れたExcelやWebブラウザで、誰もが必要な時に必要なデータを集計・分析。簡単なマウス操作でダイナミックなチャート付きレポートを作成でき、チャート上での操作(ドリルダウンなど)により直感的にデータ分析できる。チャートを活用してデータを可視化するため、数字だけでは気がつかなかったデータの変化を直感的につかみ、その情報を論理的に分析できるのがメリット。

 サーバー側の機能強化としては、「集計パフォーマンスの向上」「クロスマップ集計の機能改善およびチャート対応」「システム管理機能の追加(サービスロック時間の設定、データベースサーバー接続先の切り替え設定など)」、クライアント側の機能強化としては、「チャート上でのデータ絞り込み・比較・抽出機能の強化」「チャート操作機能の向上」を図った。

 チャート操作機能の向上では、チャート種類やラベル表示などをワンクリックで変更できる「ダイナミックアイコンの追加」、チャートの分割や軸の最大・最小値設定、線種の変更といったチャート操作を動的に行うための「ツールメニューの追加」、チャート操作状態を保存し、その状態を次のレポート参照時に再利用したり、ナレッジとして他メンバーと共有したりする「集計条件の保存とナレッジ共有機能の追加」、100%積み上げ縦・横棒、積み上げエリア、100%積み上げエリアなど「チャート種類の追加」などを強化した。

 参考価格は、同時30ユーザーログインラインセンスが360万円、同時100ユーザーログインライセンスが540万円、同時200ユーザーログインライセンスが760万円。




(川島 弘之)

2010/4/28 11:27