レノボ、Core iシリーズを搭載した企業向けノートPC「Thinkpad L412/L512」


ThinkPad L412
ThinkPad L512

 レノボ・ジャパン株式会社(レノボ)は4月27日、Core iシリーズを搭載した企業向けノートPC「ThinkPad L412」「同 L512」を発表した。既存のThinkPadシリーズで培った堅牢性や耐久性を継承しつつ、購入しやすい価格で提供するという。直販価格は10万2900円からで、同日より販売を開始している。

 ThinkPad L412/L512はいずれも、企業向けのスタンダードなノートPC。ThinkVantage Technologyを搭載し、既存の「ThinkPad Tシリーズ」と同レベルのセキュリティを確保するほか、Skypeなどを使ったビデオ会議中に、キーボードをタイプしている時だけマイクの音量を下げ、相手にタイピング音が聞こえないようにする、新たなThinkVantage Communication Utilityも導入されているという。

 またENERGY STARRに適合し、製品の30%にリサイクル材料を使用。およそ2000種類におよぶ潜在的危険物質の有無の確認を含んだ、GEI(GREENGUARD Environmental Institute)のテストに合格したり、梱包材に100%リサイクル可能な材料を使用したりするなど、環境にも配慮されているとのこと。

 CPUは最新のCore i3-330M(2.13GHz)/i5-520M(2.4GHZ)/i5-540M(2.53GHz)から選択でき、チップセットはモバイルインテルHM55 Expressを採用した。メモリはDDR3を最大8GBまで、HDDは最大320GBまでの内蔵が可能で、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを搭載する。液晶は16:9のワイド型(LEDバックライト付き、光沢なし)を採用し、解像度は1366×768ドット、サイズは、L412が14.0型、L512が15.6型となっている。

 インターフェイスもほぼ共通で、USB 2.0×3(うち1ポートはPower USB)、USB 2.0/eSATAコンボ、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、7-in-1カードリーダー、Express Card/34、音声入出力、VGA、ディスプレイポートなどを備える。

 サイズと重量は、L412が344×233×32~36mm(W×D×H)、約2.37kg。L512が380×247×32~36mm(W×D×H)、約2.57kg。いずれも、バッテリは6セルのリチウムイオンで、約5.25時間のバッテリ駆動に対応する。セキュリティ機能としては、指紋センサーやTPMセキュリティチップを搭載した。

 価格例は、L412の場合、Core i3-330M(ビデオ機能内蔵)、2GBメモリ、250GB SATA HDD(5400rpm)、インテルWireless WiFi Link 6200AGN(2×2)、Bluetooth 2.1+EDR、Windows 7 Professional(32ビット)といった構成の「05535UJ」で直販価格10万2900円。

 L512の場合、同様の構成の「25985WJ」が直販価格10万2900円。CPUをCore i5-520Mに、ワイヤレス機能をインテルWiMAX/WiFi Link 6250AGN(2×2)に変更すると、同12万4950円となる。


(石井 一志)

2010/4/27 12:06