富士通、XBRLデータを作成・検証・活用できる「Interstage XWand V11」


 富士通株式会社は4月20日、XBRL(eXtensible Business Reporting Language)ソフトウェアの最新版「Interstage XWand V11」を全世界で発売した。

 XBRLは、企業が財務情報を作成、流通、利用するために標準化された言語。新製品では、Word文書を使ってXBRLデータを作成できる「Word連携機能」を新搭載。財務諸表部分だけでなく文章部分を含む報告全体を、使い慣れたインターフェイスで容易に作成できる。作成後に財務情報の内容を検証する機能も備えている。

 また、複数企業、複数期のデータを比較する「ダッシュボード機能」も新搭載。経営層や企画部門は、公的機関などから開示されるXBRLデータを活用して、競合他社との比較や経年変化の分析が可能。XBRLデータの作成のみならず、今後の利活用も見据えて利用できるとしている。

 価格は、実行環境ソフトウェア「Interstage XWand Runtime V11」が10万円(税別、1ユーザー)から。XBRLツールキット「Interstage XWand Toolkit V11」が30万円(税別)。開発用ソフトウェア「Interstage XWand Application Developer V11」が50万円(税別)。6月末より出荷を始める。

 富士通では、同製品の導入ユーザー数において、2010年度にグローバルで150%の伸長を目指す。




(川島 弘之)

2010/4/20 11:52